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2022.06.30

成長の季節

埼玉県ではヒョウが降って農作物に甚大な被害が出たみたいですが、皆様の地域の気候はいかがでしょうか。石川県では朝晩と肌寒い日が続き、野菜や稲の成長もかんばしくありません。

葉や茎が成長していないとき、野菜は根っこを伸ばしていると聞きます。私は定植する際にたっぷり水やりした後は一切水をあげません。そうすると水を求めて根っこをぐんぐん伸ばしていくと聞きます。気候のせいもあるかもしれませんが、定植した野菜は長いことじっとしていました。

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(定植してから2週間くらいこの状態のままじっとしていました)

根がしっかり伸びるせいか、一度成長を始めると早いです。この水のやり方ですと多少の干ばつにも負けない強い野菜が育つと聞きます。土質やマルチなど条件によっても変わるかもしれないですが、私の畑では2週間くらいは雨が降らなくても水やりしなくて大丈夫です。しかし、去年のキュウリは台風にやられてしまいましたけど。

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(成長し始めたキュウリ。最初が弱々しかったので元気な姿がなおさらうれしいです)


そして、いよいよ始まった田んぼの除草作業。

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これは本当にきついです。一列進むたびにハアハア言いながらやっています。これだけ大変だと自問自答してしまいます。「これは何の修行だろう。この苦労がおコメの味をよくするならいいけど、農協に出荷するから誰のお米か表記されず、ごちゃまぜなんだよなあ。。」等々。

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(除草3回目。苦労したからか、あなた達(稲)の成長が誇らしく思えます)


メへへ農園
HP https://gobacknature.com

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澤村悠行

澤村悠行(さわむらゆうこう)
メヘヘ農園
石川県 羽咋市

1978年千葉県生まれ。幼少期、祖父母の暮らす岩手で目にした、動植物が織りなす彩り豊かな原風景を忘れられず、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の自然農法に触れたことを契機に本格的に就農を決意。移住先の羽咋市で自然栽培を学んだ後、2022年4月「メヘヘ農園」を開業。無農薬や化学肥料不使用を前提条件として、野菜や米の収量を高める道を探索する。将来的には、動物、植物、人間が共存し、化学反応が起きる空間づくりを目指している。

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