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2022.04.29

里山に自生する春の和ハーブ“ヨモギ”

みなさんこんにちは!4月も中旬を過ぎました。
暑いくらいの気温の日々も増え、いよいよ夏野菜の種まきや苗の定植の準備で気持ちも身体も忙しくなってきました。田畑を潤してくれる雨も降り、草の生長も勢いを増していき、草との戦いも幕開けです(笑)。

そんななか、農園では多年草やこぼれ種から成長したカモミールやボリジなどのハーブ、自生しているヨモギやセリやユキノシタなどの和ハーブの若葉がわさわさと茂り、旬を迎えています。

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(こぼれ種から成長したカモミール)

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(こぼれ種からのボリジ)

古来から身近にある万能薬でハーブの王様といわれている“ヨモギ”。
食用にも薬用にもなり、ヨモギ餅や団子、ヨモギ茶やヨモギ湯など用い方はさまざまです。
どこでも見かける畦やコンクリートの隙間など荒地でもたくましく育つヨモギの生命力は凄いもので、今まさに手摘みで収穫していると、野性的で力強い香りからパワーをもらえるほどです。

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(自生しているヨモギ)

有難いことに、農園では受け継がれてきた和ハーブが至るところにあります。
ハーブ農家としてこのうえない幸せで理想的な環境です。
この時期は、ヨモギの他にもセリやドクダミ、ユキノシタやノビルなど盛りだくさんです。
里山の四季を感じられる食材は、都内の飲食店からの需要も高いように感じます。
群生している箇所を雑草の中から発見したときの喜びは格別で、目印をつけ次の年に向けて雑草管理も丁寧に行います。育つ場所を知らなければ、誤って他の草とともに除草してしまうので。

種まきや定植をせずしても、毎年この時期になると生き生きと茂る和ハーブはとても貴重な資源でもあり、日本の四季を感じさせてもらえる素材ばかりです。
昔の人々の生活に結び付いていた里山に感謝です。時代を経て、当時の先人達が畑しごとをしていたころに思いを馳せながら、受け継いで、未来へ繋げていく。
里山の畑をお借りしているものの役目として、大切にしていきたいです。

先人達が植えたヨモギはフレンチのコース料理のデザートで使われてますよ!
と先人達に報告してみたいです(笑)。

里山の宝をいかせる農業を!資源の宝庫の様々な活用法を考えるだけでワクワクします。
次に考えているのは“桑の実”!!
これから旬を迎える桑の実を使ったジャムや、葉を使ってお茶を作りたいと思っています!

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(畑の桑の木)


lalafarmtable(ララファームテーブル)
HP https://lala.farm/
Instagram @lalafarmtable

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奥薗和子

奥薗和子(おくぞのかずこ)
lalafarmtable
東京都 青梅市

1975年鹿児島県生まれ。12年間フローリストとしてドイツに滞在しフラワーアレンジを学ぶ。自生する植物、蔓、枝、苔、樹皮などを用いた手法を知る中で、自ら自然に近いかたちの草花を育てたいと思い至る。また、彼の地の「五感に訴える野菜」に衝撃を受け、帰国後、2019年4月、「lalafarmtable」を開く。ハーブ、草花、伝統野菜などを無農薬・無化学肥料で栽培。農地に関わる全てが笑顔になれる農業経営を目標に掲げる。

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