2017.12.06
稲刈りの後の仕事
11月に入っても福岡は温かい日が続いていましたが、ようやく霜がおり始めました。
11月5日 乾燥機の掃除
地域の草刈りが終わった後、田んぼを借りている地主さんと一緒に乾燥機の掃除をしました。乾燥し終わった後、ある程度は掃除していたのですが、詳しく手入れ方法を教えてもらうと、色んなところからお米のカスが出てきます…。これを放置しておくと、ネズミが来て電気コードをかじってしまい故障の原因になってしまうことも…。年に一度しか使わない機械だからこそ、きちんときれいにして来年また使えるようにしておく事が大事だそうです。
11月13日 田んぼに残った稲の処理
稲刈りの時、稲藁はコンバインで裁断していたのですが、途中から草が多くて排出する部分が詰まりそうだったので裁断せずそのまま排出していました。このままだとトラクターで鋤き込む際にロータリーの刃に絡まってしまうので、燃やして藁を処理しました。
(野焼きは場所によって苦情が来たりしますのでご注意ください!
寒い日にぼーっと火を眺めていると癒されます。)
11月20日 籾摺り、精米
お米を乾燥してからだいぶ経ってしまいましたが、ようやくお米屋さんに籾摺りに行きました。もみ殻を取り除いて最終的な収量としては30kgの米袋3つ分。つまり1俵半となりました。うーん、少ない!!前回のコラムでも収量について触れましたが、やはり雑草が多すぎた結果かなと感じています。
今年初めて栽培した福岡県のブランド米「元気つくし」。私のお米は割れている米もあったので、1等米にはほど遠いですが、やっぱり美味しいです!口に入れたら、噛む前からお米の甘さがふわっと出てくる…粘り気もあるので、冷めても美味しいですよ〜!お米を食べるとやる気が出てきますね…!このおいしいお米を山ほど作ってたくさん食べたい!!!!!来年も米作り頑張るぞー!!!!!
(お米大好きなので、炊きたての白いご飯だけで3杯いけます。笑)
11月21日 田んぼの鋤き込み
10月1日に稲刈りをしたので、本当は10月の半ば頃に稲藁も鋤き込んでしまいたかったのですが、10月は異様に雨が多く、後半は毎週末台風がくるような天気だったので一向に田んぼが乾きませんでした。気温が温かいうちに鋤き込んでおくと稲藁等の有機物の分解が早く進むのですが…田んぼがある程度乾かないことにはトラクターが入ることも出来ないのです。
(トラクターの上からの風景。稲の株が目印になって、まっすぐに進み易かったです!)
トラクターを購入して2年目…まだまだ下手なのですが、今回は少し納得のいく鋤き込みが出来ました!もっと上達したいなぁ〜!
八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市
1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。
