SHARE THE LOVE

2019.09.18

丸井吉祥寺店にて「大地のマルシェ」を開催しました

SHARE THE LOVE for JAPAN では、去る7月13日(土)14日(日)、丸井吉祥寺店(東京都武蔵野市)の店頭にて「大地のマルシェ」を開催しました。

野菜の販売に加えて、今回はSHARE THE LOVE for JAPANが応援する「大地にやさしい農業」に取り組む参加農家の畑の土壌をご紹介し、土壌と種を一緒にプレゼントしたり、農家が考えた「ファーマーズレシピ」や試食を楽しんでいただくなど、SHARE THE LOVE for JAPANならではの農場と食卓を大地の実りでつなぐユニークなマルシェを展開し、多くのお客さまに足を運んでいただきました。

20190713_Photo_0177

イベント1日目は、開拓者の信州松代みやざき農園 宮﨑康介さん(長野県 長野市)が登場。農薬や化学肥料に頼らず、土と植物の生きる力を信じて、種や野菜が持つ本能に働きかけて育てるのが宮﨑さんのこだわり。すると、野菜が本来持つ野性の性質を引き出すことができ生命力のある野菜になると語ります。

宮﨑さんは、彩り豊かな野菜や珍しい野菜を届けるとともに、食べることのワクワク感や食卓で会話が弾むメニューも伝えたいと、料理教室の講師も務めており、今回は料理のデモンストレーションも行いました。「素材が美味しければ料理も簡単になる」と語り、ビーツや人参などを使って、有機栽培だからこそ食べられる野菜の葉や皮まで使った料理や、旨味を最大限に発揮させる食べ方を紹介し試食も提供。農家本人が調理する姿にお客さまも熱心に見入っている姿が印象的でした。

20190713_Photo_0237

20190713_Photo_0251

20190713_Photo_0196

イベント2日目は、首都圏近郊で農業を営む、Hanjo Farmの繁昌知洋さん(東京・青梅市)と、わたなべ農園の渡邉学嗣さん(千葉・山武市) のお2人が参加。生憎の雨天となりましたが、午後からは晴れ間も出て賑わいを見せてくれました。お2人とも「土作り」や、肥料をやり過ぎず本来の野菜の力で育てる「野菜の力」をアピールしました。

20190714_Photo_0076

渡邉さんは、メジャーな野菜から珍しい野菜まで年間約70種類の野菜を栽培。​全て露地栽培で、太陽と土の恵みを受けて育っています。土作りは一朝一夕にはできず、何年もかけて有機物を増やし作っていくもの。長い時間と努力が注ぎ込まれた土を簡単に壊してはいけない、次の世代に引き継いでいきたいという想いを持っています。当日は、モロヘイヤ、玉ネギ、ジャガイモを使ったスープや、玉ねぎやセロリのスライスなど試食を出し、「味が濃い」「みずみずしい」など嬉しい反応が多くありました。

20190714_Photo_0177

東京の青梅市にある繁昌さんの畑は、富士山の火山灰土の黒ボク土に、米ぬかなどで作るぼかし肥料をくわえ、微生物を活性化させた豊かな土壌です。朝収穫した野菜をすぐ届けられる土地柄を活かし、「朝獲れ野菜」の鮮度をアピールしながら東京の農業を伝えました。鮮度の良さが味に出やすい枝豆、とうもろこしは人気でマルシェ序盤で売り切れ、おかわかめやサラダケールなど珍しい野菜も人気を集めました。

20190713_Photo_0068

今回のイベントでは、野菜を育む「土」「水」「光」を感じていただけるように、大地の象徴となる「泥団子」のオブジェを実際に繁昌さんの畑の土で作成しました。ご自宅で大地と植物の力を感じていただけるよう繁昌さんの畑の土とベビーリーフの有機種子をセットにしてプレゼントしました。「大地にやさしい農業」「大地の継承」を目指す農業を応援するSHARE THE LOVE for JAPANでは、「大地(土壌)」と大地の恵みの「農産物」を通じて「自然の力」「生命の尊さ」に触れていただき、「大地に負担をかけない農業の尊さ」「自然に寄り添う農家の志」を伝えていく機会を今後も作っていきたいと思います。

20190713_Photo_0202

20190713_Photo_0354

20190713_Photo_0020

レポート
Report

archive

category

BACK TO TOP