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2018.12.26

伝える-滋味深き、東京の味。|繁昌農園 繁昌知洋

滋味深い野菜で、たくさんの笑顔と喜びを提供したい

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「野菜をつくるだけでなく、食べる楽しさや野菜のおいしさ・魅力なども一緒に伝えていきたいんです。おいしい野菜を食べると、皆んなが笑顔になってくれるのが嬉しいんですよね。私にとって農業は、明るく元気に、笑いのあるやりがいのある仕事です。野菜を通して多くの人に、新しい発見やたくさんの喜びを提供したいと思っています。」

 繁昌農園は、都心部からほど近い東京・青梅にある。東京で農業というと驚かれることもあるが、朝獲れの新鮮な野菜をすぐに都内にお届けできることが強みだ。
 「畑では、食卓を彩るカラフルな野菜や、地域の伝統野菜など、40種類・100品目ほどを栽培しています。私が目指しているのは、野菜本来の味を追求したおいしさです。土の中に棲む微生物の生態系を整え、野菜の持つエネルギーを最大限に引き出すことを大切にしています。そのため、化学肥料や農薬などは出きる限り使用せず、ゆっくりと時間をかけて丁寧に育てています。そうすることで、甘み・苦味・辛味など、本来の野菜の味が際立った素直な味に育ちます。
 少量多品目を栽培することで、病虫の被害を最小限に抑えることができます。手間はかかりますが、自然と寄り添いながら育てた、昔ながらの滋味深い野菜を食べてもらいたいと考えています。」

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繁昌農園がマルシェに積極的に出店する理由

「彩り豊かな旬の野菜は、食欲をそそり会話を弾ませてくれます。同じ野菜でも収穫時期や気候などによって、大きく味わいが違うんですよ。その時ならではの、野菜の特徴や、おすすめの調理方法などをお伝えできるのがマルシェの魅力だと思っています。
 伝統野菜は栽培が難しいものも多く大変ですが『どうやって食べるの?』『どんな味がするの?』と、興味を持ってくださる方も多いですね。例えば、この地域には昔から栽培されている里芋があります。繁昌農園でも、地域の農家さんから種芋を受け継いで育てているのですが、ねっとりとした食感ときめ細やかな舌触りが『おいしい!』とリピーターの多い野菜の一つです。
 ほかにも、大きめに育てる地這いきゅうりなどは、試食をおすすめすると『わぁ、懐かしい!むかし、おばあちゃんが育てていた野菜と同じ味!』と喜ばれることも少なくありません。そんな嬉しそうな笑顔を見られることが、農家の醍醐味です。」

繁昌知洋が目指すのは、農業で夢を描き、農業で夢を実現していくことだ。そのために、これからも繁昌農園では、農業や食を通じて、国内外問わずたくさんの人に喜びを提供していく。

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繁昌農園について
繁昌農園は、2016年春、自然が残る東京都青梅市で、約3反の畑を開墾することから始まりました。現在は、旬のお野菜を年間、40品目100品種生産し、販売しております。繁昌農園の野菜の特徴は、元気でカラフル、そして何よりも味の良さです。都心から車・電車で約60分という好立地を生かして、とれたての新鮮なお野菜を提供しております。また農業体験や農業研修などの場としても活用いただいております。お気軽にお問合せください。

Information
(2019 年3 月まで) 〒198-0024 東京都青梅市新町1-29-6
(2019 年4 月から) 〒198-0002 東京都青梅市富岡3-1050-7
e-mail: tomohachu130@yahoo.co.jp
tel:080-5406-7654
URL: https://www.hanjo-farm.com

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繁昌知洋さんと SHARE THE LOVE for JAPAN

繁昌さんは2016 年の「挑戦者」、まさに新規就農者としてSTLに参加。「動物や昆虫や魚、生き物が好きなんですよ」という少年のような無邪気な笑顔が印象的でした。が、いまでは、日焼けした顔、Tシャツにおさまらない腕の太さなどから、農家としてたくましさが感じられます。繁昌さんの作る野菜は、その人柄のように元気いっぱいです。

詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

写真:公文健太郎、柳原美咲 文:小高朋子

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