SHARE THE LOVE

2022.07.22

無印良品 銀座にて「大地にやさしい農業と出会う SHARE THE LOVE との1週間」開催しました

SHARE THE LOVE for JAPAN(以下、STL)は、6月20日(月)から26日(日)まで、無印良品 銀座(東京都中央区)にて「発見」をテーマに実施されたプログラムに参画し、「大地にやさしい農業と出会う SHARE THE LOVE との1週間」を実施しました。

期間中は、近郊で営農する11組のSTL参加農家が日替わりで参加してそれぞれの自慢の逸品を持ち寄り、加えて、関西・信州・四国など全国各地のメンバーが手がける加工品も取り揃え、東京・銀座の地を舞台にした「大地のマルシェ」の開催となりました。

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東京・銀座の中心部に位置する無印良品 銀座。洗練された都市生活者の心を射止めたのは、普段、食料品店で目にするような色やサイズが揃えられた画一的な農産物ではなく、作り手の想いが結実したような「個性」と「エネルギー」にあふれた作品でした。

葉がついたままの大根や人参、土のついた掘り立てのジャガイモ、収穫したての瑞々しさが伝わってくる美しいリーフレタス、力強い香りを放つハーブやエディブルフラワー、緑・薄緑・黄色など色彩豊かなズッキーニ。畑をそのまま持ってきたような品揃えのマルシェは、土から育まれる作物の新しい魅力を伝えるメディアのようでもあります。

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それらは、すべて「大地にやさしい農業」でつくられたものでありながら、作られる作物もその農法も実に多種多様であり、作り手との会話を通じて農業が持つ可能性や多様性も多くのお客様に届けられたのではないでしょうか。

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6/21(火)と24(金)には、STLと縁の深い登壇者を招いたトークセッションも開催されました。STL農家を撮り続ける写真家・公文健太郎氏と、STL運営にも携わるwarmerwarmer・高橋一也氏のお二人は「農家を見つめる立場」から、農薬を使用しないブドウの有機栽培の第一人者である澤登早苗氏(山梨県牧丘町)と、日本で初めてオリーブの有機栽培に成功した香川県小豆島のオリーブ農家である山田典章氏のお二人は「大地にやさしい農業に携わる立場」からご登壇。

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「譲れない志を持って真摯に実直に取り組む作り手へ関心を寄せてもらえたら嬉しいですよね。1年に1回でも構わないので、そうした作り手が手がけたものを自分で選んで食べてもらいたいと思います。そうなれば、生活者も農業そのものや農作物・加工品をもっと楽しむことができるし、ひいては、私たち農家が農業を続けられることにもつながっていくのだと思います」という山田氏の言葉は、会場に詰めかけた満員のお客様にも強く響いたのではないでしょうか。

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これまでSTLが主催・参加したイベントと比較しても長期間にわたった今回のイベント。期間中、繰り返しご来場いただいた方、普段とは違った野菜の味わいに感動の言葉をくれた方、マルシェでの買い物をきっかけにしてSTLウェブサイトで作り手のストーリーをお読みいただいた方、イベント後にSTL農家へ直接注文のご連絡をくれた方、畑のお手伝いに行きたいとお申し出いただいた方、次のイベントを楽しみにしているという嬉しいお声がけをしてくれた方、STLの活動に関心を寄せてくださった無印良品 銀座のスタッフの皆様...。本当に多くの出会いにあふれた1週間となりました。

土と向き合う農家が一粒一粒、大切に種を蒔くように、私たちSTLも一つひとつ、農家に出会う機会を大切に育て、作り手とお客様とのつながりを創り出していきます。次のマルシェは2022年秋頃、都内で開催予定です。お会いできることを楽しみにしています。

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