有機農業界を牽引してきたパイオニア12名の言葉を、17回にわたって紹介してきた連載コーナー、「先駆者の言葉」。

その18弾となる今回は、今から約80年前に日本に生まれた〝自然農法〟にこだわり続け、その趨勢のなかで人生を積み重ねてきた高橋博氏にお話を聞きました。高橋氏は、自身の農法を「太陽と水と土の力さえあれば、無施肥無農薬で作物を育てることができる」と説きます。しかし、それは、長い長い時間と絶えることのない情熱がなければ成し遂げることはできない農法でもあったのです。記事では、高橋博氏が、いかにして自然農法に出会ったのか。そして、そこから40年間にわたり、ひたすらに自然農法を実践し続けてきた姿を浮き彫りにします。「土作り」ではなく「土を育てる」という高橋さんの取り組みは、多くの農家にとって、とりわけ自然に寄り添う大地にやさしい農業を志す者にとって大きな励みと気づきをもたらしてくれるはずです。
　SHARE THE LOVE for JAPANでは、約1年半ぶりの「先駆者の言葉（高橋博氏編）」を皮切りに、これからも新たな先駆者との出会いを求め、その言葉を編纂していきます。

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