2017.12.20
山下一穂さんへ
2017年11月26日にご逝去された先駆者、山下一穂さんへ
SHARE THE LOVE for JAPAN参加農家の皆さんから寄せられたメッセージを
ご紹介させていただきます。
恩師 山下一穂との思い出…こんなことがあった。
土佐自然塾塾生時代、慣れない農作業で腰を痛め、それを見た一穂さんが、
「正臣、パンツいっちょになってそこに仰向けになりや」と言った。
「パンツいっちょですか!?」
「男やき、かまんろう。気送っちゃるきに」と、気功による治療をしてくれた。
治療中、話をしたと思うが、緊張していた(パンツいっちょだったし)こともあり、
あまり覚えていない。
でも治療を終えた時、最後に聞いた言葉だけは覚えている。
「同志として頼んだきね」
(徳島県・阿部正臣さん)
***
カズホさんの畑での表情は、書き記された文章によく出てくる緊張とスリルという言葉そのものだった。感性はむき出し。しかし、足音が聞こえるまでだれもその存在に気が付かないほどに、気配は出ていなかった。いいものはいい、だめなものはだめ、カズホさんの感性の軸はひと時もぶれることがなかった。カズホさんがいるだけで、畑は凛とした空気になり、皆背筋が伸びていた。静かに丁寧で早い、その背中を今も追っている。
(奈良県・東樋口正邦さん)
***
「バカなほどお人よしになれ!」「人そのものが販売力になる人になれ!」
農家になって8年を過ぎた昨年の12月。迷いを抱えていた中、藁をもつかむ思いで山下さんを訪ねました。私はこの二言で救われました。ちょいワルでチャーミングで思慮深くて。理論的でスマートなのに人情の塊みたいなものが伝わってきました。土にも人にもいい循環を創り出す山下さんの想い、あの声、あの笑顔。忘れません。
私、いいお人よしになりますね。山下さん、ありがとうございます。
(千葉県・今村直美さん)
***
一穂さんは本やネットの中にたくさんの言葉を残してくれています。有機農業できれいな美味しい野菜を作り、それが売れるようにするための本質が述べられています。例えば、畑の中では、微生物や虫など様々な生物と野菜が共生する環境を作ることが大切であることなど。でも、実は更にその言葉の裏には、人間社会も同じだという思いが一貫してあるように僕には思えます。色々な教えをありがとうございました。そして、長い間お疲れさまでした。
(鳥取県・藤原直樹さん)
***
お米作りが上手くいかず
色々な講演会に行っていた時に出会ったのが最初でした
栽培方法方や農業論よりも
人間としてどう生きるか
農業者としてどう土と向き合うかを
教えていただきました
もっと色々教えてもらいたかったので残念ですが
さっぱりとした最後も山下さんらしいです
ご冥福お祈りします
(大分県・村田光貴さん)
***
SHARE THE LOVE for JAPANにおける山下一穂さんの足跡と写真家・公文健太郎氏からのメッセージは こちら でご覧いただけます。
また、Facebook公式ページでは公文氏が撮影した山下一穂さんの写真も公開しております。
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