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2014.10.16

裂けたカッパ

台風襲来の前日、トマトを収穫。

ザーザー降ってる雨の中、色が薄いものも含めてトマトを収穫しました。
本当は気分的には株で真っ赤になるまで栄養を取って欲しいのですが…。

それでも収穫する理由は、水を吸って実に貯めるスピードが皮の強度を超えるため裂果してしまうからです。
簡単に言うと水気が多すぎて裂けてしまんです。
それと実がついてるぶん、株が重たくて風に煽られたりすると変な方に曲がって折れたりして、いずれにしても売り物にならなくなってしまう前に取ってしまえってことです。

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おかげでしゃがんだ時にカッパのズボンがハードな動きに耐え切れず背骨から尾てい骨のラインで綺麗に縦に裂け、パンツや靴下なんかは洋服のまま川に飛び込んだみたいにずぶ濡れ。
辛うじて上着のカッパには何もなかったんですが、なんかもう良いや、ってヤケクソでトマトを取ってました。

台風が来るからか、日照時間が減った割には赤くなる速度が早く感じました。
災害の前には鳥など異常行動をすると言われてますが、植物にもあるのかなと生き物の不思議に触れたようです。

台風前なので、取り越し苦労になるか、やってて良かったになるかわかりませんが、
この文書が読める頃には、やっぱなんかあったんだなって思ってるかもしれません。

ちなみに裂けたカッパは、もう良いやの調子で綺麗に二つに破って捨てたので面白画像はありません。


期待した方すみません。

challenger

油井敬史

自由を愛する畑びと
油井敬史(ゆいたかし)
神奈川県 相模原市

1979年宮城県角田市生まれ。
レストランなどの飲食業勤務やアパレルショップの経営を経て、有機農業の会社で二年半の研修を受けた後、昨年9月に就農。

写真家の眼 油井敬史

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