2014.06.04
有機JAS認定
今年は『有機JAS認定』の認証を取ることも目標の一つに挙げています。
何故かというと、認証を取ることで自分の野菜が確かに有機無農薬で栽培されているということが公式に証明されるからです。
というのも、野菜を育てるうえで農薬や化成肥料を使わない場合は、『有機JAS認定』の認証を取らないと有機とラベルに表記したりしてはいけないことになっているんです。
「農薬を使ってない証明って何?」と思っても口には出しません。
まだまだ、農薬や化成肥料を使わないで野菜を育てることはマイノリティなのです。
多大な労力をかけて真面目に土から作ってるのに、更にお金と認証取得の労力をかけないと証明出来ないなんて仕組みには『?』です。しかしながら、その野暮ったい仕組みに乗らなければ、自分の育てた野菜の証明が出来ない。
その人が信用してくれない限りは、畑に来てもらって、見てもらって、話して、それでもやってることが信用されるかどうかは相手にゆだねるしかないんです。
零細農家として立てた目標は、「まず食えるようになる!」なので、有機認証は信用と言い換えても良いかもしれません。
有機認証を取ることで、自分の野菜への飲食店や販売店などの取引先や消費者からの信用が取れることが、自分には魅力なんですね。
本当のことを言えばそんなもんなくても良い社会になるのが理想です。
でも、理想までの道のりは遠いので、夜は机に噛り付き書類と睨めっこしようと思います!
自由を愛する畑びと
油井敬史(ゆいたかし)
神奈川県 相模原市
1979年宮城県角田市生まれ。
レストランなどの飲食業勤務やアパレルショップの経営を経て、有機農業の会社で二年半の研修を受けた後、昨年9月に就農。