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2018.10.28

有機JAS認証をとりました。

9月19日に有機JAS認証を取得しました。
通常は耕作開始から3年間、有機栽培を実践する転換期間が必要ですが、
遊休農地の場合1年に短縮されます。私たちは耕作放棄地に植付けしたので、
昨年9月2日の耕作開始から1年で取得することができました。
これで認証を受けた畑のオリーブは、
「オーガニック・オリーブ」を称することができるようになりました。
といっても、まだ実が取れないので、現状ではリーフティーの原料となる
「オーガニック・オリーブ葉」しか収穫できません(笑)

私たちがオリーブ栽培を目指したきっかけの一つが、
先駆者山田さんの日本唯一のオーガニック・オリーブオイルを飲んだことでした。
その香りの豊かさ、味わいの深さに衝撃を受け、
こんなオイルを自分でも絞ってみたいと思ったのです。
結果、山田さんをベンチマークにすることが多くなり、
自分たちも有機JASを取ることを決めていました。

無事に取れたのはいいのですが、まだ仮免許の状態です。というのも、
うちの畑には天敵の「オリーブアナアキゾウムシ」が出現していないので、
農薬なしの有機栽培ができて当たり前なのです。
オリーブが幼木で細いうちは発生しないのですが、
発生すると幼虫が木の内部を食い荒らし、枯死させるという致命的な虫です。
奴が来てからが本当の免許皆伝。
その日に備えて、たくましいオリーブを育てていきたいと思います。
なお取得にあたり沢山の方にご支援、ご助力いただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。

DSC_0754

(有機JAS認証証明書)

よろしければホームページもご覧ください。
南アルプスのオリーブ畑 ながら|olive.organic

challenger

湯浅純

湯浅純(ゆあさじゅん)
山梨県 南アルプス市

1973年岐阜県生まれ。ゲームやIT業界で20年間働き経営も経験した後、オリーブ農家を志す。小豆島の有機オリーブ農家山田典章さんに影響を受け、同じ有機栽培を目指して、2017年「南アルプスのオリーブ畑 ながら」を開く。5年後にはオリーブ栽培を1000本に拡大、搾油所を建設予定。

写真家の眼 湯浅 純

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