2018.04.28
オリーブの春植えをしています。
3月からオリーブ苗の春植えをしています。6.5反の畑に合計約500本。
昨年の秋植えが約100本だったので5倍の本数を植えることになり、大変です。
手順としては、
耕作放棄地を借りる
→ 放置してある切株などを掘って除去
→ 切株を燃やす
→ 植付け穴を掘る(1×1メートル、深さ60センチ)
→ 植付け穴に肥料を入れる
→ 埋め戻す
→ オリーブ苗を植え付ける
というのが基本です。
(借りた土地に放置してあった切り株を掘って除去しているところ。
このような、現在のオリーブ畑の様子を撮影してもらいました。
こちらもご覧ください。写真家の眼|湯浅純)
切株除去や植付けの穴掘り、埋め戻しは手作業ではとても出来ないので、
バックホー(ユンボ)というショベル付き重機を使うことになりますが、
私は先輩農家に委託してます。
機械をレンタルして、自分で操作するのが正しい農家の姿です。
私もバックホー研修は受けていますが、効率化と時間短縮のために委託しています。
とはいえ、何かしらの手作業は発生します。細い根っこや石拾い、
特に肥料を穴に入れて土と混ぜ込むのは、けっこうな重労働です。
前回は、肥料はバラといってダンプで山積みにしてもらったものを、
一輪車に積み込み穴まで運んでいましたが、今回は数が多くて無理と判断。
コストはかなり高く付きますが、植付け穴ひと穴分の15kg単位で袋詰めされたものを
配達してもらいました。
コストと、自分の体力・時間を秤にかけて、どうすべきか。
経験がすくないため、いつも悩みます。
どのビジネスでもそうですが、費用対効果の判断は、農業でも重要でした。
(3月末に植え付けた260本のオリーブ苗)
よろしければホームページもご覧ください。
南アルプスのオリーブ畑ながら| olive.organic
湯浅純(ゆあさじゅん)
山梨県 南アルプス市
1973年岐阜県生まれ。ゲームやIT業界で20年間働き経営も経験した後、オリーブ農家を志す。小豆島の有機オリーブ農家山田典章さんに影響を受け、同じ有機栽培を目指して、2017年「南アルプスのオリーブ畑 ながら」を開く。5年後にはオリーブ栽培を1000本に拡大、搾油所を建設予定。