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2019.12.03

はまちえ農園のいまとこれからの目標~畑の様子~

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『子宝いも』
子宝いもの掘り起こしが終わりました。写真の手前は人参です。
今年は昨年に比べて芋の大きさが小さくて出来があまり良くなかった為、収穫時は気持ちが少し下がり気味でした。でも「どうしてももっと良い芋をたくさん作りたい!」という意欲がふつふつと湧きその思いが止まらないので来年も子宝いも栽培に挑戦です。
子宝いもを掘り起こしてから、選別して、洗って、干して、出荷するまでの時間がかなりかかりますが、良いサイズの芋なら売り先は必ずあります。子宝いも栽培では自分はどれくらい売り上げを上げたいのか、作業時間や経営の面からも判断して来年は作付けする株を考えて植えつけます。栽培技術をレベルアップして京北の子宝いもの産地化を目指して頑張りたいです。

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『ベビーリーフ』
ベビーリーフの露地栽培の様子。きれいな赤茎水菜はきれいな赤色が出て葉の状態も良いです。ベビーリーフは、はまちえ農園の栽培主品目として位置付けています。安定した品質と量を提供できるように今後も取り組んでいきます。
ベビーリーフのレタス科。写真の畝は発芽もそろって嬉しいです。別の畝では発芽がうまくできていないところがあったので種まきも慎重に行います。

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『こぶ高菜と結球レタス』
上からこぶ高菜と結球レタスの写真です。どちらも今年の秋作から初めて栽培する野菜です。
露地栽培だと病害虫の被害を受けやすいのでハウス栽培がおすすめと聞いて栽培しています。

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『サラダ春菊』
サラダ春菊です。虫食いもなく良い感じでできています。継続して栽培するかは今後の売れ行きをみて決めていきます。

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『スナップえんどうのハウス栽培』
露地栽培のスナップえんどうは、良い感じに収穫しているタイミングでサルに食べられるという被害がありました。大きいサルが支柱を大きくゆすっているのが見えてとても怖かったです。来年の春採り用はハウス内で栽培することにしました。獣害の被害もあるのでどこに何を植えるかもよく考えないといけません。スナップえんどうは直売所でも卸販売でも売れる商品と考えているので栽培品目に入れています。

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『赤玉ねぎ』
師匠である大渡清民(Hellor Farm organis)氏から「赤玉ねぎはレストランで確実に売れるよ!」と聞いて急遽植え付けを行いました。来年はきちんと栽培計画に入れてから作付けします。


『これからの目標』
以前に栽培品目を3つに絞り「①ベビーリーフ」「②子宝いも」「③伏見甘長とうがらし」、としたのですが、経営的に考えて上記三つに加えてさらに何品目か増やすことにしました。来年は3度目の正直で更なる栽培品目の絞り込みをします。
今年の反省点を見直し来年の営農計画をしっかり立てて売り上げ目標に早く到達したいです。その次の目標は、障害のある方の就労支援です。短期プログラムで農作業を通じて何かしらのスキルアップができて自信がついて次の仕事につなげていくことができるようなサポートをしたいと考えています。まだまだこの段階にはたどりついてないのですが、大きな目標に向かって日々頑張ります。

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安井千恵

安井千恵(やすいちえ)
はまちえ農園
京都府 京都市

1987年富山県生まれ京都育ち。大学卒業後、紛争・貧困地域のこどもに医療援助を行うドイツの組織でインターンシップを経験。生きる糧となる「食物」と「職」を生み出すことができる「農業」に可能性を感じ、就農を決意。帰国後、京北町に移住し、農業研修後「はまちえ農園」を開始。中山間地域で持続可能な農業経営に挑む。

写真家の眼 安井 千恵

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