2019.11.18
「子宝いも(里芋)」の収穫と出荷作業に追われる日々~京北ふるさと祭りの品評会~
私が栽培に力をいれている京都の京北特産の里芋「子宝いも」の収穫が始まり、毎日芋ほり作業と出荷作業に追われています。里芋は霜に当たると悪くなってしまうので「12月の霜が降りる前までに何とか全てを掘り起こして出荷したい!」という思いがあり大急ぎで掘り起こしています。
(「子宝いも」収穫の様子)
掘り起こした後は芋を茎から取って選別し洗います。干して乾かした後に再度選別して袋詰めの作業に移ります。かなりの重労働で腰が痛いです。
(「子宝いも」をほぐす)
(「子宝いも」を干す)
今年の「子宝いも」は昨年に比べると芋が小さめで採れる量も少ない感じですが味はおいしいです!来年こそはおいしい味はもちろんのことサイズも大きいものができるように施肥設計をいまから考えます。
(今年はお父さんが頑張って掘ってくれて大助かり。お母さんも選別作業を手伝ってくれて何とか作業が進められています)
京北で一番大きなイベント「京北ふるさと祭り」が毎年文化の日に開催されます。このお祭りはもともと収穫祭がもとになっており、地元の食材を使った飲食店や手作りショップなどの売店が立ちならびます。音楽やダンスパフォーマンスなどのステージもあり朝から夕方までにぎわっています。
そのお祭りでは「農産物品評会」があり、農家がこれぞ!という農産物を出品します。大きさ、形などを評価されて京都市や普及センターなどの機関から表彰されます。表彰されると賞状や記念品などに加え、農産物に貼ることができる「○○賞」と書かれたシールがもらえます。
私も「子宝いも」を出品しようと思い、大きそうな株を掘り起こしましたが出来があまり良くなかったのでやめました。ベビーリーフは出品してみましたが、賞には手が届きませんでした。来年もまた出品してみます!
(品評会にて。金賞を獲ったこの方の「子宝いも」お見事でした!)
(品評会のお米。みなさんきれいな箱にいれて出品されています)
(京北の商工会青年部の方が毎年ピザ店を出されており、そのピザのトッピング用に水菜などの野菜を使っていただきました)
安井千恵(やすいちえ)
はまちえ農園
京都府 京都市
1987年富山県生まれ京都育ち。大学卒業後、紛争・貧困地域のこどもに医療援助を行うドイツの組織でインターンシップを経験。生きる糧となる「食物」と「職」を生み出すことができる「農業」に可能性を感じ、就農を決意。帰国後、京北町に移住し、農業研修後「はまちえ農園」を開始。中山間地域で持続可能な農業経営に挑む。