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2019.09.17

師匠である 有機農家 大渡清民氏(Hello Farm Organics)から学ぶこと「経営編」~作った野菜を全てさばく!販売のアイディアや販路について~

私はいま、毎週1回、大渡さんの畑で収穫作業を通じて栽培や販売の事など様々な事を勉強させていただいています。私が関心する事は、作った野菜を余らせることなく全て販売、または自家消費されています。販売先はレストラン(地元のレストラン、他府県に数件)、卸し販売(会社が取りに来てくれています)、また個人のお客さんに直接販売されています。
多品目の野菜を栽培されており、畑にはおいしい野菜が常に途切れることなく生産されています。

販売方法もとても興味深いです。例えば、3-4種類のカラフルなパプリカのミックス、こだわりの4-5種類のトマトミックス、またハーブも数種類ミックスされています。どれも色鮮やかでとてもおいしいです!
アイディアを盗んで、「じゃあ豆のミックスはどうか?」など自分の農園に取り入れられそうな事を頭で考えています。カラフルな野菜がたくさんあると収穫作業がより一層楽しくなります!農作業は大変なことが多いのですが自分が楽しみながら作業できる工夫をすることも農業を続けていくには必要なことだと感じています。

収穫作業が終わるとだいたいお昼頃になるのですが、毎回おいしいお昼ご飯をごちそうになっています。本当に料理が上手なので大渡さんの料理を食べられるのをとても楽しみにしています!毎回この料理はどう作るのですか?とレシピを教えていただき、家に帰ってから真似して作っています!大渡さんは料理を作るのもめちゃくちゃ早くてびっくりです。
大渡さんの所作を見ていると何でも「丁寧で的確で速い!」これはとても大切なことだと思うので自分の身体にもその習慣を意識して早くしみ込ませていきたいです。
栽培の勉強までさせていただき、さらにお昼ご飯までご馳走になってそのレシピまで教えていただきありがたい限りです。

また、こちらの農園はWOOFに登録されており国内外からのWOOFERのお手伝いさんがよく来られています。私も色々な方に出会いました!カナダ、フランス、シンガポール、ドイツ、アメリカ、日本など、多国籍で年齢も様々な方々です。みなさん口を揃えて「京北は良いところだね~!」と言っています。
多くの野菜を出荷販売をされていますが、自家消費用にはこのようなお手伝いさん達に振る舞う料理に使われています。
栽培方法は、環境に負荷を掛けないことをまず第一に考えておられます。種は在来種・固定種のおいしい品種だけをこだわり抜いて選んだものだけを使われています。できた野菜は全て売りさばき、理念と経営のどちらのバランスも上手にとっておられ本当にすばらしい経営者だと尊敬しています。

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(師匠の大渡清民さん!夏場の栽培が難しいベビーリーフを切らすことなく栽培!すごい!)

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(ニューヨークから来たWOOFERのお手伝いさん。「京北は素晴らしい!良いとこだねー!」と言っていました)

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(こだわりのトマトの詰め合わせ!すごくおいしいです。宝石みたい!)

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(カラフルパプリカミックス)

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(「紅心大根」の種まき(土に分解されるひもの中に種が入ってます)。週末は奥さんも畑作業されています。奥さんもとても素晴らしい方です。全てのじゃがいもがイノシシに食べられて落ち込んでいた時、「諦めたらあかんで~!また植えて頑張りましょう!(英語で)」と勇気づけてくれました!)

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安井千恵

安井千恵(やすいちえ)
はまちえ農園
京都府 京都市

1987年富山県生まれ京都育ち。大学卒業後、紛争・貧困地域のこどもに医療援助を行うドイツの組織でインターンシップを経験。生きる糧となる「食物」と「職」を生み出すことができる「農業」に可能性を感じ、就農を決意。帰国後、京北町に移住し、農業研修後「はまちえ農園」を開始。中山間地域で持続可能な農業経営に挑む。

写真家の眼 安井 千恵

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