2019.09.02
はまちえ農園 園主のリアルな一日のスケジュールと伏見甘長とうがらしの栽培のこと~高温を避けるために藁を敷く、液肥を葉面散布~
「一日のスケジュール」
(日の出が美しい 時々ふと空を見上げると美しい景色に魅了されて癒されます)
日の出とともに「伏見甘長とうがらし」「なす」などの収穫スタート!
「伏見甘長とうがらし」のJA出荷はその日採ったものをその日の15時までに箱詰めして出荷場へもっていく決まりになっています。
収穫が終わるといったん自宅に戻り、ここからは家事スタート!
朝ごはんの用意をして、子どもを起こして着替えタイム!
それから朝ごはんを一緒に食べて、洗濯物を干してから保育所へ送ります。
再度自宅に戻り、選別、箱詰めなど出荷作業を行います。
出荷作業がない日はそのまま畑に向かって作業開始です。
選別に時間が掛かるので昼過ぎにやっと用意できた出荷物を出荷場やスーパーへ持っていきます。その後はお昼ご飯を食べて一休み。
午後からは草刈りや「子宝いも(里芋)」の水管理、栽培管理などをします。
夕方のお迎えの時間までにできることできる限りをしていきます。作業ができるタイムリミットがあるので効率良く作業できるように段取りは大事です。
作業が19時頃までになってしまう場合、子どもは主人に任せます。
帰宅後は再び家事タイム!子どもを寝かしつけながら自分も寝落ちしてしまうことも多々。
夜起きていられた時は、明日すること、書類、頭の整理などをしてから寝ます。
本を読んだり勉強したいのですが夜は眠いので睡眠学習法を取り入れてみようかなと真剣に考えています。
「伏見甘長とうがらしの栽培のこと」
8月上旬頃から「伏見甘長とうがらし」の実の部分の色が薄くなり、緑から黄緑色に近い状態になってしまいました。肥料が足りてない?高温障害?水不足など色々な原因があるのですが、対策として、温度が高くなり過ぎないように「畝の上にわらを敷く」、「水はこまめにあげる」、固形のぼかし肥料を追肥していたのですがうまく溶けていなかったので「液肥の葉面散布」を行いました。
今年の経験を踏まえて、来年は、黒マルチではなくてシルバーマルチを使ってみようと考えています。
(「伏見甘長とうがらし」のJA出荷用 1kg箱に入れて)
(高温を避ける為に藁を敷く)
安井千恵(やすいちえ)
はまちえ農園
京都府 京都市
1987年富山県生まれ京都育ち。大学卒業後、紛争・貧困地域のこどもに医療援助を行うドイツの組織でインターンシップを経験。生きる糧となる「食物」と「職」を生み出すことができる「農業」に可能性を感じ、就農を決意。帰国後、京北町に移住し、農業研修後「はまちえ農園」を開始。中山間地域で持続可能な農業経営に挑む。