2019.06.17
最近の悩み「病害虫編」
今回のブログでは病害虫の発生をどう捉えて、次にどう生かしていくかを書きたいと思います。
5月半ばに植えた「伏見甘長とうがらし」の数株に「アブラムシ」が付き始めました。
その次は葉っぱに「斑点病」の症状が出てきました。
まず「アブラムシ」の話から。アブラムシが付き始めたときにちょうどJAの方と普及センターの方が生育等の見回りをされていたときだったので、「慣行農法ではこの状況ならこの薬剤(農薬)を使う」と聞いて薬剤について色々調べました。
同時に化学合成肥料、化学合成農薬を使わない有機農法ではどう対処するのか、SHARE THE LOVE for JAPANのメンバーでもある師匠のHelloFarm Orgnics大渡氏や、大野氏に相談しました。
今の時点では薬剤を使わずに、アブラムシに水をかけたり、手で取り除いています。
ただ全体に広がって来た場合は手では取り切れない感じがするので、有機JAS認定の薬剤を使ったほうが良いのか、などまだまだ悩みは続きそうです。
アブラムシは窒素過多で発生するので、次の施肥設計では窒素は入れすぎないようにして改めて土壌分析をする予定です。
「伏見甘長とうがらし」の植えつけ場所を二か所にわけていたのですが、アブラムシの発生度合が違ったので良い比較になりました。まずは虫の発生場所、集まる場所を作らないように草刈りを徹底します!
(アブラムシが付いていなかチェックをしています。SHARE THE LOVE for JAPANの撮影スタッフの方々が来てくれました!撮影風景)
次は「斑点病」の話。これに対しても、今の時点では薬剤等を使用せず、斑点病が出てきた葉っぱを取り除いて、ほ場の外に出すということにしています。
斑点病が爆発的に広がっている様子はまだ見られずに順調に育っています!
(「伏見甘長とうがらし」の葉っぱ。斑点病が見られます)
今後これらの病害虫が増えてしまうのか、また別の問題が発生するのか、その場合はどうすれば良いのか、など不安だらけです。だけど自分の置かれた状況で一番良い選択ができるように一所懸命勉強して、栽培の技術をレベルアップしていきたいです!
安井千恵(やすいちえ)
はまちえ農園
京都府 京都市
1987年富山県生まれ京都育ち。大学卒業後、紛争・貧困地域のこどもに医療援助を行うドイツの組織でインターンシップを経験。生きる糧となる「食物」と「職」を生み出すことができる「農業」に可能性を感じ、就農を決意。帰国後、京北町に移住し、農業研修後「はまちえ農園」を開始。中山間地域で持続可能な農業経営に挑む。