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2019.06.03

作ることも大事だが売ることも大事!

現在の販路はレストラン、地元のスーパー、道の駅ですが、今年からそれらに加えてJAを利用して出荷することにしました。栽培品目は、京の伝統野菜「伏見甘長とうがらし」です!

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(伏見甘長とうがらしの定植(100株))

JA出荷を決めた一番の理由は、収穫物を「全量買い取り」してもらえるからです。
当然のことなのですが、規格に合ったものだけを箱に詰めたりする作業、仲介手数料など経費が掛かってしまう部分もありますが、いまの段階では全量買い取ってもらえる売り先を見つけるのは難しいので、出荷先のひとつとして持っておくのは悪くないと感じたからです。

また作物ごとに部会があり、地元の「青と部会(伏見甘長とうがらし)」にも入りました。
この部会では品質を揃えるために講習会を行っており、初心者でもしっかりした作物を作れるようになり、またより早く自分の栽培技術の向上につながると考えたからです。
近くの農家さんに長年栽培されてきた方がいて「分からん事あったら何でも聞いてや~」と言っていだだける人がいることも大きいです。


JAを利用して出荷するには組合員になる必要があり、正組合員と准組合員がありますが、申請すればだれでも組合員になれます。
ただ、「自分で作ったものは自分で売る!」という気持ちは常に持っています。
今後はレストランへの売り先を増やし、また定期的なイベントやマルシェの出店も考えています。
お客さんの顔が見える形でおすすめの料理方法などを伝えて販売するのも好きなので、取り組んでいきたいと思っています。

定植した伏見とうがらしが無事に収穫できて、良いものを出荷できるのか不安もありますが、まずは実践あるのみ!
栽培方法については、色々と考えましたが、薬剤は一切使わず無農薬栽培での栽培に挑戦することにしました。
技術と知識をしっかりと深め、安全で体にも環境にも良好で良質な野菜作りを目指しています!

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(はまちえ農園のロゴマークができました。ベビーリーフに貼って出荷しました。貼ってあると見栄えが良くなります。まずは手に取ってもらいたいです)

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安井千恵

安井千恵(やすいちえ)
はまちえ農園
京都府 京都市

1987年富山県生まれ京都育ち。大学卒業後、紛争・貧困地域のこどもに医療援助を行うドイツの組織でインターンシップを経験。生きる糧となる「食物」と「職」を生み出すことができる「農業」に可能性を感じ、就農を決意。帰国後、京北町に移住し、農業研修後「はまちえ農園」を開始。中山間地域で持続可能な農業経営に挑む。

写真家の眼 安井 千恵

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