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2016.05.17

仕事を探して山へ

こんにちは!
福岡は新緑がまぶしい季節になってきました!
今は夏野菜の畑の準備をしているのですが、雨が多く田んぼが乾かないので、
堆肥を入れる事が出来ない日々を過ごしていました。

畑の準備が出来ない日は、山の持ち主の方に許可を頂いて、
タケノコ掘りや、竹やぶの伐採をして里山の整備をしています。
そして、竹やぶから出た竹は夏野菜用の支柱として使います。
福岡は夏日になるくらい暖かくなってきているので、山での作業は汗だくです!
本当はさむい冬場にこういった整備をするのが理想だそうです。

yachigo3-1

(竹やぶの整備途中)

yachigo3-2

(切り出した竹。長さを揃えて支柱に使います。)

この里山整備をやる理由は2つありまして、
1つは私が好きな作業だということ。
竹を切り出してノコギリやナタで長さを揃えるのが楽しいので、
「畑をせずにずっと山の作業をしていたい!」と思ってしまいます。
そして、2つ目の理由が、イノシシ等の獣害対策です。
日本全国そうですが、ここ庄内でもイノシシやシカなどの獣害が多く、
竹やぶはイノシシが掘った穴ボゴだらけです。
狩猟免許をとって、頭数の管理もやっていきたいのですが、
今出来る事として、里山の整備をして
動物と人間の住む場所の境界線を作ってあげられたらと思っています。

百姓は畑や田んぼだけでなく、山にも仕事が落ちているので、
色んな技を覚える事が出来ます(ちょっとRPGのような感覚です)!
今後、新しい技を身につけたらブログで紹介しますね!

2016年の挑戦者のみなさん

challenger

八兒美恵子

八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市

1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。

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八兒美恵子 きらめき合鴨米日記

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