2016.12.18
稲刈り・その後、そして合鴨たち
稲刈りは終わったし、干して、脱穀すればようやくご飯が食べられるー!
と、ウキウキしていた11月中旬。
SHARE THE LOVE for JAPAN として出展した、
11月18、19日開催のオーガニックライフスタイルEXPOのマルシェに
新米を持って行こうと思っていたので、脱穀する前に農協でお米の水分を測りに行きました。
いくつか試料を持って行ったのですが、平均して18%。
(籾摺りをするためには16%以下が必要です)
これではお米を持って行けない!
しかし、バタバタしても仕方がありません。
地元の農家の先輩に言われました。
「人の都合で農業をしたらいかん。自然と植物の都合に人間が合わせないかんぞ」と。
私のバタバタしていた心にグサッと響きました。
就農1年目で機械や施設が無くて勢いでお米作りに挑戦しましたが、
もっと自然と向き合って農業が出来るよう前々からの準備が必要だったな、と痛感。
ブログで籾からお米にするところを紹介出来るかなーと思っていたのですが、
1ヶ月経ってもお米がなかなか乾かない…!11月の福岡は雨も多くて…
(2週間稲刈りが早ければ天気が良かったので乾いていただろうな、と反省)
(なかなか乾かないお米。稲刈りから私の口に入るまでの道のりが長い…)
思えば、米作りが出来るかどうかも危ぶまれていた4月からここまで悪戦苦闘の連続。
それもまた農家としての経験です。
そして、合鴨さん達。
(立派に大きくなりました。お米とヌカをもりもり食べています。)
現在(12月9日)、9羽残っています。
2羽は地域のお祭りのときにお肉となり、3羽はネコに襲われて食べられてしまいました。
残った鴨たちも年末に向けて捌き方を教わって肉にする予定です。
その様子をブログに載せたかったのですが、間に合いそうにないので、
お米の様子と合わせてやちご農場のFacebookにて報告していくので、ぜひ見に来てください!
八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市
1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。