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2016.11.14

稲刈り・プロローグ

ようやく稲を刈る時がやってきました!
田植えをしたならば稲を刈らなければなりません。
今年は一人で米作りに挑戦して、
お米の収穫はとても手間がかかるということを改めて実感しました。

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(天気が続いているので早く刈りたい!)

稲刈りをしてからお米を食べるまでの順序は皆さんもご存知かと思いますが、
稲刈り→「脱穀→乾燥」または「乾燥→脱穀」→籾摺り(籾殻とお米を分ける作業)
→精米→炊飯、という流れです。
この作業一つ一つに機械が必要です。(例えばコンバインなど1つの機械で
同時に刈り取りと脱穀の2つの作業をしてくれるものもあります)
乾燥は、乾燥機を使うか、自然乾燥として掛け干し(はざ掛け)をします。

よくよく考えると稲刈りは年に1度しかないのですが、稲刈りにはたくさんの機械が必要です。
その一つ一つの値段も安い物ではないので、購入するのも維持費も大変です。
乾燥機なんて高さが4mくらいあるので、大きな倉庫を持っている農家じゃないと
購入もできませんよね。

今回、私の稲刈りは近所の方にコンバインで行ってもらう予定だったのですが、
台風や品種の違いで収穫のタイミングがずれてしまい、さらに乾燥機も借りる予定
だったのですが、調子が悪くて使えないという事態に…。
機械屋さんに中古で安いコンバインを紹介してもらったのですが、
ここで大きな出費もきついのが現実…。

悩んだ末、「こうなったら出来るだけお金をかけずに稲刈りをしよう!」ということで、
もう収穫が出来るぞという直前になってまさかの「手刈り&掛け干し」をする事になりました!
コンバインでの稲刈りの手伝いはしたことあるのですが、掛け干しは初めてです。
とにかく必要なものを経験者に聞き、揃えなければなりません。

さて、初めての稲刈りは無事に終わるのでしょうか!?
稲刈りの様子は次回!

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(稲刈りの手始めに私は山でとある仕事を…さてなぜでしょう?次回へつづく)

2016年の挑戦者のみなさん

challenger

八兒美恵子

八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市

1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。

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八兒美恵子 きらめき合鴨米日記

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