2016.09.23
まもなく引き上げ
暑かった夏もどこへやら、朝晩は涼しくいよいよ秋が近づいてきました。
小さかった稲も花を付け穂が出てきましたよ。
(稲は白い花を咲かせます。実は私は稲花粉症なのでこの時期は鼻がムズムズします。)
稲とともに合鴨たちも大きくなりました。
夏の間はせっせと泳ぎまわって仕事をしてくれたおかげで除草剤も使わず、
1回も草取りをせずに稲がきれいに生えそろいました。
本当に合鴨たちのおかげです。
(生え揃った稲。初めての挑戦にしてはよく出来たと自負しています。)
そして稲が大きくなると、合鴨たちの仕事もいよいよ終わりです。
「合鴨はいつまで田んぼにいるの?」
とよく質問されます。
実は稲穂がついてくると合鴨たちは稲穂を食べてしまうので、
その前に田んぼから合鴨を引き上げないと、私の食べる分が無くなってしまいます!
(既に一部食べられつつあります…)
合鴨たちを田んぼから引き上げるには、追いかけて隅に追いやって捕まえなければなりません。
このブログを書いているのが9月4日、
今現在九州に向かっている台風12号が落ち着いたら合鴨を追いかける予定です。
その後は野菜やくず米等の餌を与えて美味しくなるのを待ちます。
さぁ、新米とともに鴨肉を美味しく頂く日が近づいてきました!
一年で一番美味しい季節の到来を楽しみたいと思います。
八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市
1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。