2016.07.16
合鴨ちゃん、出番ですよ!
私も一年ぶりの再会です!合鴨のヒナ達!
ふわふわで小さくて…合鴨ってどうしてこんなに愛らしいのでしょうか!かわいいっ!
(どこにつれていかれるんだろう…段ボールの隅で不安そうに集まる合鴨たち)
合鴨を入れるために、田んぼに電気柵や鳥よけの黒糸を張りめぐらし
外敵(犬やネコ、カラスなど)対策をすれば準備万端です!
ようやく可愛いヒナ達を迎えに行く事ができました。
合鴨を田んぼに入れるには結構な時間とお金がかかりますが、
それでも合鴨のいる田んぼはとても魅力的です。
「鴨がいると聞いて見に来た」と、合鴨を入れるとすぐに色んな方が
田んぼに顔を出しにきてくれます。新規就農者は顧客というか、
自分の味方(ファン?)を作るのも仕事の一つと思っています。
その点で、合鴨はとっても優秀な広告塔になってくれているなぁとしみじみ感じます。
さて、広告塔だけじゃなく、合鴨の本領を発揮してもらいましょう。
いざ田んぼに出動!
(一匹ずつ放します。とことこっ!と走る姿はうれしそう。)
合鴨は稲を食べるジャンボタニシや、海外などから飛来しウイルス病などの
病気を媒介する昆虫のウンカを、パクっと飲み込んでくれます。
そして、足を使って一生懸命泳いでいるうちに、雑草をかき回して引っこ抜き、
水を濁らすことで雑草の生長を抑えてくれるのです。
「かわいいなぁ〜」と私が見とれている間も、合鴨達は働いてくれているのです。
とっても頼りになる相棒です。
(小さくても泳ぐ姿は一人前!)
今後も優秀な合鴨たちの活躍の様子を報告していきますね!
八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市
1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。