2016.07.04
手探りの米作り
今年はどうなるかと思っていましたが、
なんとか田植えまでこぎ着ける事が出来ました!
米作りは1年に1度しか経験出来ないですし、地域や圃場ごとにやり方も異なるので、
「手探り」で挑戦しています。
まず田植えの前に、田んぼの土をならし水平を取る
「代掻き(しろかき)」という作業をします。
田んぼに水を貯めてから行うのですが、私の不注意で貯めた水を抜きすぎてしまい、
その後もトラブルが続き、代掻きが2日ほどずれ込んでしまいました。
米作りは水管理が大事だとよく言われますが、ちょこちょこ確認をしないとダメですね。
反省。
そんなトラブルを乗り越え「代掻き」を終えましたが、仕上がりはイマイチ。
田んぼの高低差をなくすのが目的なのですが、写真のように高いところが出来てしまいました。
低い場所は、深水になってしまい田んぼに生息する貝のタニシに稲の苗を食べられる
危険がありますし、逆に高いとヒエなどの雑草が生える原因にもなってしまうのです。
(水面から出ているところが高くなっています。きれいに水平になれば水面が鏡のようになるのですが…)
さぁ、次は田植えです。
今年は機械を使わず、姉と二人で手植えに挑戦!
しかし2人だと1日に500㎡を植えるのが限界でした(トホホ)。
来年からは田植えイベントを開催して行きたいので、もう少し上達したいものです。
さぁ、なんとか田植えも出来ました。
いよいよ合鴨ちゃんが田んぼに登場します!次回をお楽しみに!
八兒美恵子(やちごみえこ)
福岡県 飯塚市
1989年 福岡県生まれ。大学で環境生態学や土壌学を研究した経験と、食べることが好きなこともあり、食に関わる仕事の中でも、食の最前線で人の命を支える農業に魅力を感じ、農家になることを決意。2016年4月より新規就農。合鴨農法による米つくりと野菜の栽培の両立を掲げている。目指す農家像は、里山の整備や鶏小屋作り、パンを焼く石窯作りなどなど、暮らしにまつわる100通りの仕事が出来る人という意味での百姓。