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2017.04.11

大切にしたいのはつなげること、そしてつながること。

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初めまして。千葉県山武市で、今年の4月から新規就農をしました、渡邉学嗣(わたなべたかし)と申します。ここで私は野菜を少量多品目で栽培する予定です。

私が目指す農業は、「つなげていく農業」です。つなげるものは、人、土、種の3つを考えています。1つ目の「人」は、まさにそのまま人と人とのつながりです。農作業は手伝いあえる仲間、共に汗を流せる人達がいれば、とても助かります。千葉県は東京からも近いため、多くの人に私の農場に足を運んでいただきたいと思っています。
2つ目の「土」とは、土壌のことです。土作りは一朝一夕にはできず、何年もかけて有機物を増やし、作っていくものです。長い時間と努力が注ぎ込まれた土を簡単に壊してはいけない、次の世代に引き継いでいきたいという思いが強くあります。

最後に「種」です。私は千葉県佐倉市の林農園(http://hayashi-farm.org/)で研修を受け、農業における種の重要性を強く感じました。今は便利な種が多い分、不便な種は淘汰されてしまっています。特に伝統野菜の種は、非常においしいにもかかわらず、作りにくい、形が悪いといった理由でその姿を消そうとしています。種は一度無くなれば、また作り出すのはほぼ不可能です。そんな種たちを細々とでもいいからつなげていきたい。私はそう思っています。
 まだ就農して1ヶ月も経っていない新米中の新米ですが、一端(いっぱし)の農家を目指して猛進していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします!

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渡邉学嗣

渡邉学嗣(わたなべたかし)
千葉県 山武市

1991年東京都生まれ。東京農業大学で環境経済を学ぶ。大学の海外移住研究部の部活を通して農業と出会い、全国の農家を自ら訪ねて農業体験を重ねた。茨城の農業法人に2年勤務した後、千葉の林農園で研修。2017年に千葉で就農。

写真家の眼 渡邉学嗣

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