2020.11.17
ブランディングの凄さ、味はもちろん身だしなみも大切!
皆さんこんにちわ!木枯らし1号が吹き、いよいよ秋から冬へと季節が移行していくのを感じますね!今回は春に向けての土作りを話す予定でしたが、思いの外、作業が進まなかったので、先にあんばい農園のブランディングについて話をさせてください!
あんばい農園のブランディング戦略は、就農した1年半前より少し早く始まっています。まず始めたのは、SNSでの広報。インスタやフェイスブックを開設して、就農、農園の発展、畑作業、あんばい農園の理念や取り組みなどをリアルタイムで発信していきました!初めはほとんど何の反応もありませんでしたが、少しずつフォロワーやコメントが増え、今年11月時点でフォロワーが1,300人にもなりました!その中で、食材のバイヤーの方や個人経営の飲食店など、直接のお取引に至るケースも出てきました。どのケースにおいても1年間投稿を見てくれて、それが信用に足ると判断してくださったようです。お取引において最も大事な「信用」を、SNSの投稿という形で積み上げる、現代ならではの形態だと思います。これから新規で農業を始められる方は、就農前からの活動(研修や就農準備)などを載せていくこともおすすめします!
(新パッケージの煎り落花生!!)
もう1つは、デザイナーさんによるロゴマーク&パッケージラベルの作成です!去年は、ロゴなしのオリジナルラベルをつけて煎り落花生を販売していたのですが、販路はあまり広がらず…。そのため今年は、プロのデザイナーさんに作成を依頼しそれらをラベリングした結果、多くのバイヤーや商社の目にとまり、いくつか商談のお話をいただくことができました。また、一般のお客様でも、気になって手にとってもらう機会が増え、そこからコミュニケーションをとるといった流れが多くなりました。
個人農家さんで本当に良いものをつくっている方は多いと思いますが、世間に広く気づいてもらうことができず、売り上げに繋がらないことがあります。また品質を重視しすぎて、外見がおろそかだと、せっかく良いものなのに見た目のせいで第3者が他の販路に売り込みづらくなるといったことも起こると思います。今回の取り組みによって、あんばい農園ではこの2点について、ある程度の成果が得られたと考えてます!
今回は苦労してつくった落花生に価値をつけてしっかり販売したというお話でした。多くの農家さんが悩む部分であると思いますが、SNSや広報関係では、お力になれることがあるかもしれません!是非お気軽にご相談くださいませ!そしてこれからもお客様が気持ちよく前向きに、あんばい農園の商品をご購入できる環境を整備していけたらと思います!
それでは、今日も「 ひとに、環境に、良いあんばい 」!
あんばい農園
Facebook : @anbainouen
Instagram : anbai_nouen
梅津裕一(うめづゆういち)
あんばい農園
千葉県 千葉市
1988年神奈川県生まれ。理科教員として地学・環境学を指導するも大病で教壇を離れる。療養中に農業と出会い、人を癒し、活力をもたらす自然の力に魅了され就農を決意。「ひとに、環境に、良いあんばい」をモットーに2019年4月「あんばい農園」を設立し、落花生の生産を開始。元教員の経歴を活かし、作物の成長過程や自然環境を畑で学べる「体験学習型農園」の確立も目指す。