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2020.11.04

オーガニックライフスタイルEXPO2020への参加で確信したあんばい農園の価値

皆さんこんにちわ!秋雨前線が去り、西高東低の気圧配置でとても気持ちの良い秋晴れですね!

煎り用落花生の収穫が終わったあんばい農園では、来年5月の作付けに向けて、土作りの準備が始まりました!がその話は次回で、今回はオーガニックライフスタイルEXPO2020への参加で感じた2つの出来事についてお話させていただきます。

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(あんばい農園の販売ブース)

今から3年前、私がちょうど農業研修を始める直前の頃、当時就農2年目で、SHARE THE LOVE for JAPANの挑戦者であった繁昌農園さんのお手伝いとして、このEXPOに参加していました。ちなみに代表の繁昌さんとは大学時代に同じサークルで私が先輩、彼が後輩の関係でした。そして現在、農業分野においては、彼が先輩で私が後輩という数奇な関係性です(笑)

当時は、農業に対する理解が乏しく、また将来どのような農家になりたいかなどのビジョンもほとんどありませんでした。しかし、お客さんや他の出展者と会話したり、実際に作物を販売していくなかで、「いつかこのEXPOに農家として参加したい」と思ったことを今でも覚えています。そして今回、農家として繁昌農園さんと同じSHARE THE LOVE for JAPANのブースで出展することができ、そのときの願いをついに叶えることができたのです!お互いに、「まさか3年で叶うとは」と笑いあえたことを、私は一生忘れないでしょう!

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(お客様と楽しく歓談中)

もう1つは、あんばい農園が、オーガニック業界にとって価値のある営農をしていることを確信できたことです。うちの落花生は、無農薬・無化学肥料・無堆肥で栽培しています。今回、多くのバイヤーさんからオーガニックの煎り落花生について商談の話をいただきました。

煎り落花生は、様々な場所で販売されていますが、ことオーガニックのものとなると、その流通量は極端に少ないようです。煎り落花生の生産にはいくつもの工程があり、ある程度のロットを確保することが大変で、かつデザイン性、販売価格などの要素を考えていくと割に合わないことが多いんだそうです。そんな中、あんばい農園のコンセプトを理解し、お互いにとって良いあんばいになるお取引を、とご連絡いただけたことはとても嬉しいことですし、自信になりました。

今回のEXPOでは、畑にいるだけでは経験できないことがいくつもあり、それら1つ1つが、今までの、そしてこれからのあんばい農園にとって、とても重要な要素になったことは間違いありません!ここでの経験を胸に、また農業と向かい合っていきたいと思います。
それでは、今日も「 ひとに、環境に、良いあんばい 」!


あんばい農園
Facebook : @anbainouen
Instagram : anbai_nouen

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梅津裕一

梅津裕一(うめづゆういち)
あんばい農園
千葉県 千葉市

1988年神奈川県生まれ。理科教員として地学・環境学を指導するも大病で教壇を離れる。療養中に農業と出会い、人を癒し、活力をもたらす自然の力に魅了され就農を決意。「ひとに、環境に、良いあんばい」をモットーに2019年4月「あんばい農園」を設立し、落花生の生産を開始。元教員の経歴を活かし、作物の成長過程や自然環境を畑で学べる「体験学習型農園」の確立も目指す。

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