2020.10.02
Eco & Comfortable!!バイオトイレプロジェクト(後編) 完成!快適農ライフと顧客満足度急上昇!
皆さんこんにちわ!相変わらずの急激な季節の変化で、肌寒くなってきましたね〜。
さて今回は、そんな疲れも一緒に洗い流す『自然エネルギーを利用したバイオトイレ』、ついに完成です!!。中編で概ね仕上がってましたが、いよいよ使用可能となりましたので、外観や内装、使い心地をレビューしていこうと思います。
(完成したバイオトイレ)
まず外装ですが、いくつかの塗料を重ね、耐候性を持たせつつ、真新しい真っ白な色へと変化しました。南側がひらけているので、風雨や紫外線に耐えられるようにしてあります。
また前回書いた雨水回収用の雨樋(あまどい)も設置して、屋根からタンクへとどんどん雨水が流れ込み、溢れんばかりの水が溜まっております。これで、使用したときの水圧も確保でき、ちゃんと流しきれます。
右側にある太陽光パネルは、周囲の木を間引きしたあとに正式に取り付けをしますが、現時点でもしっかり発電してポンフや換気扇、照明などちゃんと動かしてくれてます!
(木材の香り溢れる内装)
続いて内装ですが、真新しい木々の香りが立ちこめる落ち着いた雰囲気になりました。窓からの明かりもしっかり入ってるので、お子様が一人で使用しても怖くありませんよ(笑)普通の水洗トイレですから、ゆっくり快適に使用できます。
このトイレの完成によって、まず我々農園スタッフのストレスが大幅に軽減されました。農家といっても文明人ですので、畑でトイレの心配がないというのは、作業のクオリティをあげ、余計な疲労が溜まらないので、とても良いです。
また体験農園の来園者、特に女性やお子さんにとっては、もはや必須項目ですので、バイオトイレは、顧客満足度の向上にも大きく貢献してくれました!またDIYしたことで、トイレの仕組みや自然の浄化作用など理科的な側面でのお話もできるようになり、「お客様から他にあまり例のない凄い農園ですね」と一目おいていただけるようになりました。
バイオトイレ3部作、いかがだったでしょうか?自然と文明、双方が良いあんばいになる素敵なトイレに仕上がったと自負しております。体験農園や畑に人を呼びたい農家さんは、絶対取り組んだ方がよいと強く思います。ご興味のある方は、是非使用しに来てください!
さて、そうこうしている間に秋半ばです。煎り落花生のシーズンが迫ってきましたね。SHARE THE LOVE for JAPANで出展するオーガニックライフスタイルEXPOには、生落花生と煎り落花生、両方もっていきますので是非お楽しみに!次回は煎り落花生の収穫についてお話したいと思います。
それでは、今日も「 ひとに、環境に、良いあんばい 」!
あんばい農園
Facebook : @anbainouen
Instagram : anbai_nouen
梅津裕一(うめづゆういち)
あんばい農園
千葉県 千葉市
1988年神奈川県生まれ。理科教員として地学・環境学を指導するも大病で教壇を離れる。療養中に農業と出会い、人を癒し、活力をもたらす自然の力に魅了され就農を決意。「ひとに、環境に、良いあんばい」をモットーに2019年4月「あんばい農園」を設立し、落花生の生産を開始。元教員の経歴を活かし、作物の成長過程や自然環境を畑で学べる「体験学習型農園」の確立も目指す。