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2020.09.18

売り上げ10倍超!茹で落花生の販売に見る、1年間の広報成果!

皆さんこんにちわ!残暑も落ち着き、朝の気温が23℃と少し肌寒くなってきました。秋が近づいてますね〜ということは、いよいよ落花生のシーズン開幕です!!

今回は、茹で落花生『おおまさり』の売れ行きにみる、あんばい農園の1年間の広報成果について語りたいと思います。

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(超大粒の茹で落花生 あんばい農園の『おおまさり』)

あんばい農園は落花生専門の農家なので、当然1年目から『おおまさり』は、栽培していました。販路も決まらぬままの作付けでしたが、千葉の落花生を代表するブランド品種ですし、とにかく美味しいので、あんばい農園としてのブランディングはそこそこに、販売を開始してみました。・・・が結果は散々なもので、知人が少し買ってくれる程度で新規の注文がほとんどないまま、大型台風によって消滅してしまいました。台風による絶望感を味わうとともに、自分の浅はかさと商売の厳しさが身にしみた1年目でした。

そこから、あんばい農園がつくる茹で落花生『おおまさり』とは、一体何なんだろう、他の『おおまさり』との違いは、うちの『おおまさり』を必要としてくれる客層はどこか等、『おおまさり』と本気で向かい合い、唯一無二のあんばい農園の『おおまさり』を生み出すことに至ったのです。
そして、あんばい農園の『おおまさり』の認知度を高める取り組みが開始されます。例えばSNSで、8ヶ月の間に100投稿してフォロワーを獲得したり、ポストカードを作成して知人に配布したり、HPに『おおまさり』を用いた体験農園の情報を告知したりと。
すると、SNSやHP経由で多くのご注文をいただくことになりました。その数なんと9月上旬の段階で、前年同月比の10倍超!「元千葉県出身で久しぶりに食べたい」「今まで食べたことのない食材だから試したい」「こだわって栽培されたおおまさりをうちの店で販売したい」等様々なニーズがあり、反響の大きさに驚きました。

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(熟し具合で選別して販売 あんばい農園限定商品)

今回のことで学んだのは、自身が栽培する作物の価値を、自分自身が正確に把握すること、そしてその価値を理解して必要としてくれる方々に、情報を届ける努力を続けることです。
千葉県が長年作り上げてきた落花生の知名度に胡座をかくのではなく、『あんばい農園の落花生』が如何に優れているか、何が良いのか、そういった部分を生産者が正しく理解して自信と責任をもって、情報を発信することが消費者との強固な信頼を紡ぎ、お互いにwin-winな関係性を構築するに至ると私は体感しました。

そしてこれからもあんばい農園の情報を発信し、多くの方に魅力を伝える努力をしていきたいと思います!

それでは、今日も「ひとに、環境に、良いあんばい 」!


あんばい農園
Facebook : @anbainouen
Instagram : anbai_nouen

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梅津裕一

梅津裕一(うめづゆういち)
あんばい農園
千葉県 千葉市

1988年神奈川県生まれ。理科教員として地学・環境学を指導するも大病で教壇を離れる。療養中に農業と出会い、人を癒し、活力をもたらす自然の力に魅了され就農を決意。「ひとに、環境に、良いあんばい」をモットーに2019年4月「あんばい農園」を設立し、落花生の生産を開始。元教員の経歴を活かし、作物の成長過程や自然環境を畑で学べる「体験学習型農園」の確立も目指す。

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