2020.08.28
Eco & Comfortable!!バイオトイレプロジェクト(中編)
皆さんこんにちわ!連日の猛暑で、体調など崩されていませんか?梅津は、適度な睡眠と農作業、新鮮な夏野菜で夏バテ知らずです!
さて今回は、「電気:ソーラー発電、水:雨水or井戸水、汚水処理:主に好気性細菌による自然分解」というエコトイレをDIYするバイオトイレプロジェクト(中編)です。
前編では、屋根を張り合わせたところでしたが、落花生を育てながら、頑張りましたよ〜!
まず、壁の制作です。基礎に板を打ち付け、その上に防湿シート・金網(ラス)・軽量モルタルの順番に重ねていきます。炎天下の中、モルタルを練って塗るのがこんなにキツイとは。外壁工事などの職人さんたち本当にすごいことなんだなと、素人ながら痛感しました!当然ながら、屋根にも同じようにやっていくのですが、屋根には一工夫加えます。雨水を回収して、タンクに流し込むように渦状の溝をモルタルでつくります(イメージは、流しそうめんの渦巻き版)。これで水源を確保できます。
(炎天下のモルタル塗り)
大変な作業はまだまだ続き、今度はトイレの隣に貯水タンクとソーラーパネルを設置するための基礎づくりです。台風で倒れないように地中深く掘り、そこに金属フレームの基礎を二段重ねします。金具で固定したらタンクを設置です。このフレームの南側にソーラーパネルをつける予定です。これで電源も確保可能となりました。
(窓のついたトイレと貯水タンク)
今回のラストは、分解用タンクの埋設です。このタンクは、好気性細菌の力によって排泄物やティッシュを分解し、無害になってから排出する仕組みになってます。大きさは、約1㎥ですので、それ以上の穴を事前に掘っておき、その中に慎重に設置していきます。あとは、トイレ本体を配管、エアポンプと接続すれば、自然分解システムの完成です。
(自然分解用のタンクと配管用の穴)
今回は、ほとんど作業報告でしたね(汗)ただ、自然エネルギーや仕組みを使ったトイレは、自然の力を身近に感じさせてくれる良い教材になると、実際に作りながら強く感じています!
このブログが公開される頃には、完成していると思いますので是非、農園見学に来て、実際に使ってほしいです!
またトイレだけでなく、あんばい農園の特別な生落花生(おおまさり)も、いよいよ収穫となりました!長梅雨に耐えて、良い出来に仕上がってます。ご縁があれば是非!次回は、茹でて食べる落花生と体験農園についてご紹介させていただきます!
それでは、今日も「 ひとに、環境に、良いあんばい 」!
あんばい農園
Facebook : @anbainouen
Instagram : anbai_nouen
梅津裕一(うめづゆういち)
あんばい農園
千葉県 千葉市
1988年神奈川県生まれ。理科教員として地学・環境学を指導するも大病で教壇を離れる。療養中に農業と出会い、人を癒し、活力をもたらす自然の力に魅了され就農を決意。「ひとに、環境に、良いあんばい」をモットーに2019年4月「あんばい農園」を設立し、落花生の生産を開始。元教員の経歴を活かし、作物の成長過程や自然環境を畑で学べる「体験学習型農園」の確立も目指す。