SHARE THE LOVE

2017.04.11

憧れから現実へ

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はじめまして。植田絵美です。

大阪府能勢町(のせちょう)で夫と有機農業をしながら、自家栽培のものを使ってジャムやピクルスなど加工品もつくり、4人の子どもとともに暮らしています。

能勢町は標高が高く「大阪のチベット」とも言われ、里山風景が広がる自然豊かな場所です。山間の畑を借りて、年間通して約60種類のお野菜とお米、約10種類のハーブを育て、旬のお野菜4~5種類をセットにした「わくわく野菜定期便」として、近郊のご家庭に夫が直接お届けしています。

私たちのテーマは「野菜発見」。農業や農的暮らしの中で日々感じる驚きや感動、喜び、時には辛さなんかも、お野菜と一緒にお客様にお届けすることで野菜を身近に感じてもらいたい。そして、みんなの家庭菜園のような感じで、畑に興味を持って訪れてほしいという想いがあります。「そのために情報発信を…。」と思いながらもなかなかできていなかったので、今回このSHARE THE LOVE for JAPANの挑戦者としてブログを書く機会をいただけたことをうれしく思っています。

10代の頃、ストレスに弱い性格で、うつ病になりました。大学で有機農業に出会い、畑に出るともやもやしていた気持ちがすーっと晴れるように感じました。そうして有機農業に魅力を感じたのがきっかけで、国内外で農家滞在を経験し、農的暮らしを実現したいという想いで能勢町に移住し、農業を始めました。

農業を始めて思ったことは、想いだけではダメということ。ちゃんとした経営なしで継続することはできないということです。畑に出ると気持ちが楽になると思っていたけれど、それは自然に対する憧れも大きかったと思います。ないものねだりのような…。実際農業を始めてみると想像以上に厳しく、体を壊したりもしました…。もっと現実的にならないと、ちゃんと効率的に計画的に生産して経営しないと、と気づかされました。

これから1年間、いろいろな想いや今の仕事、これからのことなどお伝えしていけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

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植田絵美

植田絵美(うえだえみ)
大阪府 能勢町

1982年大阪府生まれ。10代で心身を崩した経験や、大学で環境問題について学ぶ中で有機農業に惹かれ、国内外でファームステイを経験。農業研修で訪れた大阪府能勢町に移住し、結婚・出産を経て4児の母に。2013年、夫が開いた「べじたぶるぱーく」に加わり、ハーブ栽培を始めた。

写真家の眼 植田絵美

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