SHARE THE LOVE

2017.11.14

怖かった台風

だんだん寒くなってきましたね。
秋を楽しむ暇もなく、もう冬がやってきたなあという感じです。

先日の10月22日の台風、みなさま大丈夫だったでしょうか。
予想以上の雨風で人生史上一番怖かったです。私たちの農園べじたぶるぱーくもいろいろと被害がありました。

自宅横のパイプで組んだ作業場の屋根が飛びそうになり、雨風の中必死で固定して、なんとか飛ばずに済みましたが、だいぶ歪んでしまいました。
畑の小屋が飛んで、ひっくり返りました。

ueda15-1

(ひっくり返ってしまった畑の脇の小屋)

中に貯蔵していた玉ネギやカボチャは、ばらばらに散乱。低いところにある圃場は浸水して、レタスや葉物などのお野菜がほぼ全滅。ハウスのビニールが飛んでしまったり、ネギは折れてしまったり、鈴なりだったハヤトウリはネットごと倒れたり、電柵の柵があちこち折れたり傾いたり…。
いろいろ被害はあったけれど、それでも、生きててよかったとほっとしてしまうくらい、そのくらい怖かったです。

翌日から復旧にかかり、まだ完全には復旧していませんが、野菜の宅配は休むことなく続けることができています。折れたネギや泥がついてしまったレタスも、市場出荷だったら完全にアウトだろうなあというお野菜も、入れさせてもらっています。お客さんと直接販売でフェイストゥ―フェイスの関係だから、何とか許してもらっています。

そして、加工場はというと、ほぼ何も被害はありませんでした。翌日から通常通り作業できています。

11月1日からは、以前ブログでも紹介した阪急百貨店さんの催事にまたまた1週間出店、バタバタと準備して、予定通りジャムやピクルス、ハーブティー等販売させてもらうことができました。

ueda15-2

(催事出店の様子)

今回の台風であらためて、農業が自然相手の不安定な仕事であることを実感しました。それから、こういうときにお野菜の質が低下しても説明して理解してもらうことのできる直接販売のありがたさや、農産物が良くできたときに加工して保存性をもたせることのできる加工の良さも実感しました。

challenger

植田絵美

植田絵美(うえだえみ)
大阪府 能勢町

1982年大阪府生まれ。10代で心身を崩した経験や、大学で環境問題について学ぶ中で有機農業に惹かれ、国内外でファームステイを経験。農業研修で訪れた大阪府能勢町に移住し、結婚・出産を経て4児の母に。2013年、夫が開いた「べじたぶるぱーく」に加わり、ハーブ栽培を始めた。

写真家の眼 植田絵美

過去の記事を読む

BACK TO TOP