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2017.06.28

ハーブのこと

バジルやカレンデュラ、カモミール、マロウブルーなど、ハーブの収穫が少しずつ増えてきて、だんだん乾燥の仕事も忙しくなってきました。
夫と運営する農園「べじたぶるぱーく」では、年間約15種類ほどのお茶用・料理用ハーブを栽培しています。

フレッシュで出荷することもありますが、今のところほとんどを乾燥加工し、ハーブティーやハーブソルトとして販売しています。

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(収穫後のハーブ。左上から時計周りに、カモミール、カレンデュラ、バジル、マロウ)

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(すぐ機械乾燥にかけます。天日干しよりも色よく香り良く仕上がります。)

「“べじたぶるぱーく”なのにハーブ?」と思われる方もいらっしゃると思います。
野菜づくりがメインですが、お米もつくるし、ハーブも育てるし、加工品もつくるし、栗山の管理もするし…。興味のあることにすぐ飛びついてしまう、という私たちの性格的なところもありますが、里山に暮らしていて担い手として頼まれて始めることもあります。

野菜に限らず、毎日の暮らしが楽しく豊かになるアイテムが里山にはたくさんあります。8年前に移住してきた時、地元の方からタケノコ、ゆず、栗などいろんなものをおすそ分けでいただいて、宝の山だなと感じたりもしました。
私たちも、自分たちがうれしい、楽しい、心地いいと感じるアイテムをどんどんつくっていきたいし、どんどんお届けもしていきたいです。

そんな豊かな暮らしのアイテムとして、ハーブも大切にしています。
大学時代にWWOOF制度を利用して訪れたオーストラリアの農場では、レモングラスやレモンマートルを日常的にお茶として楽しんでいました。それはとても美味しくて、美容にいいから飲むとか、そんなことではなく、お茶として飲む、当たり前に飲む、美味しいから飲む。日本で言えば緑茶や麦茶のような存在でした。

手軽に楽しむことができる、ハーブの加工品や利用方法の提案で「ハーブのハードルを下げる」。それが私の目標です。

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植田絵美

植田絵美(うえだえみ)
大阪府 能勢町

1982年大阪府生まれ。10代で心身を崩した経験や、大学で環境問題について学ぶ中で有機農業に惹かれ、国内外でファームステイを経験。農業研修で訪れた大阪府能勢町に移住し、結婚・出産を経て4児の母に。2013年、夫が開いた「べじたぶるぱーく」に加わり、ハーブ栽培を始めた。

写真家の眼 植田絵美

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