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2017.06.08

催事出店のこと

玉ネギ、葉物、キャベツ、ラディッシュ、スナップエンドウ、春大根、ズッキーニなど、収穫できるお野菜が豊富になってきました。冬の間お休みしていた、べじたぶるぱーくの「わくわく野菜定期便」 のお届けがスタートしました。そして、在庫が切れそうになっていた「旬野菜のミックスピクルス」も、やっとまた仕込むことができました。


さて、そんなうちの加工品ですが、最近は百貨店の催事でも販売をしています。
今回、西宮阪急さんの食と雑貨でライフスタイルを提案するコーナー、「メゾン・サントノレ」の一角の催事スペースに出店しないかとお声掛けいただき、5月24〜30日の1週間の期間限定で出店しました。

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西宮阪急さんのマーケティング担当の方からは、「現代は、ただの“モノ消費”の時代からストーリー性のある“コト消費”の時代に移り変わってきており、農家が自ら育て加工する、“里山生まれの加工品“に価値がある」とのお話しがあり、
自然が大好きで能勢に移住して、そこで続けてきた加工品づくりに価値を見出してもらえたことがとてもうれしく、どんどんアピールするべきことなのだなと実感しました。

以前、デザイナーさんが私と夫の想いを言葉にしてくれた、スローガンのようなものがあります。「自ら育て加工して。美味しさ発見。育て方発見。疑問を発見。それを皆にも知って欲しい。昨日も今日も野菜が気になる。」
この言葉には、「野菜への興味や発見の感動を共有し、野菜や自然をもっと身近に感じてほしい」という想いが込められています。

私が精神的に不安定だった頃、農家滞在や山登りなどの自然体験で元気がもらえたように、私たちがつくる野菜や加工品等を通してほっとしてもらえたり、元気になったり、感動してもらえたらうれしいです。
そのために、出店の際には、「農家がつくる加工品」であることが伝わるようディスプレイを工夫し、普段から情報発信を心掛けています。まだ十分にはできていませんが…。

さて、そんな今回の出店ですが、正直なところ思うように売り上げが出ておらず、実力不足も認識しています。
おこめジャムや野菜ジャムやミックスピクルスなど、特色あるモノづくりは大事だけれど、変わり過ぎていると購入につながらず…。
伝え方の工夫やラインナップの工夫をして、また挑戦したいなと思います。

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植田絵美

植田絵美(うえだえみ)
大阪府 能勢町

1982年大阪府生まれ。10代で心身を崩した経験や、大学で環境問題について学ぶ中で有機農業に惹かれ、国内外でファームステイを経験。農業研修で訪れた大阪府能勢町に移住し、結婚・出産を経て4児の母に。2013年、夫が開いた「べじたぶるぱーく」に加わり、ハーブ栽培を始めた。

写真家の眼 植田絵美

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