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2017.09.22

有機農業2年目を迎える今

今年の9月で有機農業を始めて2年目に入ります。

昨年9月、アグリイノベーション大学校在学中に有機農業を始めた時は、正直、手探り状態でした。ひとつの事を知ろうとすると、10個も20個もわからないキーワードが出てきて、その都度、人に聞いて回る日々が続きました。

1年間で作った品目は、約40品目でした。
有機農業に転換する前に栽培したことのある品目は、10品目弱でした。
つまり、ほとんどがこの1年間で初めて作ったものばかりでした。
今振り返ってみても本当にわからない事だらけのため、苦悩と混乱の繰り返しでした。
今現在も続いておりますが…(笑)

ただ1年目を終えた今、思う事は、1年目より考える内容が確かに変わってきたという事です。
当たり前っちゃ当たり前なんですが…(汗)

上手く言えないのですが、1年やった経験を得て、悩むのではなく、考えることができるようになりました。「考える材料」ができてきたのです。
今までは栽培の仕方とか、肥料の内容などでいっぱいいっぱいだったのが、1つの品目を全体の流れ(播種し、途中の管理や収穫、調整、出荷まで)で考えられるようになり、また、他の品目と組み合わせて考えられるようにもなりました。


今もドタバタ劇が続く中ですが、例年通り、稲刈り、そして、籾摺りも何とか終了しました。

tsubaki11-1

(稲刈り直前の田んぼ。8月に雨が続き、特に風当たりが強い場所なのでだいぶ倒れてしまいました。)

tsubaki11-2

(籾摺り後の玄米の状態で袋詰めしたもの。)

今年は天候に振り回される日々でしたが、驚くことに、それなりにお米も何とかとれました。
本来、熟して実る時期の8月は雨続きでしたが、幸いにも7月は日照量が多かった分、その時期に早く熟したのではないかと考えられます。

2年目が始まりましたが、昨年の失敗と経験、そしてこれまでに得た知識を使い、2年目はもう少ししっかりとした結果を出していきたいと思います。

本日も拙い文章を最後まで読んで下さりありがとうございました。

challenger

椿幸久

椿幸久(つばきゆきひさ)
千葉県 旭市

1977年千葉県生まれ。外食チェーンの仙台店で勤務中に被災。アグリイノベーション大学校で学び、2016年千葉で就農。「椿ファーム」を開く。将来は、こども食堂や児童養護施設などに野菜を届けたい。「ぜひ、健康な野菜を食べていただきたいです」。

写真家の眼 椿幸久

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