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2017.07.05

反省【初めての有機栽培】

今回は有機栽培で初めて作ったタマネギについて、
今現在、知りうる限りの浅薄な知識・経験ではありますが、
栽培の反省点をまとめたいと思います。

【反省点】
①土作り
②肥料に対する理解不足
③タマネギの生理的特徴の理解不足
④不慣れな作物管理 

研修先は慣行栽培【=農薬・化学肥料を使用した一般的な栽培】だったため、
有機栽培の研修を全く受けていないのは、
やはり研修を受けた人の100歩も1000歩も後ろを歩んでいる気がします。
今回の自分が感じた反省点は、研修をしていれば感じなくて済んだ気がします。
今後新規で就農される方は、自分のような出発をしないことを強くお勧めします(笑)。

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(今回収穫した有機栽培のタマネギ)

以下で「土作り」について少し述べたいと思います。
有機栽培で一番重要といっても過言ではない「土作り」。
有機栽培で初めて土作りをした時期は、AIC【アグリイノベーション大学校】在学中でしたが、
入学してまだ2~3ヶ月の頃だったので勉強もまだそれほど深く理解しているわけでもなく、
本当に見よう見まねで、とてもふわっとした状態でした。
やっていることは本当に素人だったと思います。

例えば、有機栽培でも慣行栽培でも重要視される土作りの3要素である
物理性・生物性・化学性についても、語句を知っているに過ぎないだけで、
実際の圃場の中で如何にすれば物理性を確保できるのか、生物性を維持できるのか、
化学性を作り出せるのか、といったことを全く実際の作業に移せていなかったのです。

今回の反省を踏まえ、秋冬用のニンジンを播種する畑には、緑肥用のエン麦を育てました。
今後は3要素を意識して土作りをしていきたいと考えています。

tsubaki6-2

(ハンマーナイフで刈り倒したエン麦。これから土にすき込んでいきます。緑肥には微生物を増やし、土の状態を良くする効果があります。)

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(6月に収穫したべた掛け栽培の春夏ニンジン。今回は雨が少なかった為か、先が細く、尻が上手くのりませんでした。)

本日も拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

challenger

椿幸久

椿幸久(つばきゆきひさ)
千葉県 旭市

1977年千葉県生まれ。外食チェーンの仙台店で勤務中に被災。アグリイノベーション大学校で学び、2016年千葉で就農。「椿ファーム」を開く。将来は、こども食堂や児童養護施設などに野菜を届けたい。「ぜひ、健康な野菜を食べていただきたいです」。

写真家の眼 椿幸久

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