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2017.06.03

刺激と反応

最近は夏のように暑く、自分の住む千葉では雨が降りません。

「自然は本当に自分の思い通りにはいきません」

種を蒔く前後や畑が乾燥し過ぎると雨を願い、雨が降り過ぎれば晴天を願う。
まるで、子供の頃のお出かけや遠足の前の晩のように空に祈ります。
そんな時、ふとある言葉が思い浮かびます。

『刺激と反応との間にはスペースがある』という言葉です。

私たち人間は、ある事象(出来事)が起こった時、他の動物にはない「自覚、想像力、良心、
自由意志」という独特の性質を発揮するそうです。そのため、刺激【=ある事象(出来事)】に対し、自分の心の反応を「選択する自由」(スペース)を持ち合わせているのです。

――例えば、雨の日の朝、憂鬱になる人がいますが、必ずしも「雨(刺激)→憂鬱(反応)」と憂鬱になる必要はなく、雨と憂鬱の間にはスペースがあり、その「雨の朝」をどう判断するかは本人の自由な選択にゆだねられています。つまり反応は選べるということなのです。

そう思うと、空に愚痴をこぼしても仕方なく、その状況で何ができるのか、何を選択するべきかと考えさせられます。

と言ってもやはり、定期的に雨が降ってくれた方がありがたいんですけどね〜(笑)

農業をしていると時折、そういう日々の生活や生き方にも直結したことをふと考えさせられます。

今回も拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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(ソラマメが僅かですが収穫できました。)

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(最初の定植は枯れてしまいましたが、2番手のスナップエンドウは何とか収穫できました。)

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(秋冬作用の緑肥です。順調に発芽しました。この後の雑草が心配…)

challenger

椿幸久

椿幸久(つばきゆきひさ)
千葉県 旭市

1977年千葉県生まれ。外食チェーンの仙台店で勤務中に被災。アグリイノベーション大学校で学び、2016年千葉で就農。「椿ファーム」を開く。将来は、こども食堂や児童養護施設などに野菜を届けたい。「ぜひ、健康な野菜を食べていただきたいです」。

写真家の眼 椿幸久

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