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2017.10.04

地元の仲間

先日、隣町の有機農家「ひらひら農園」さんが開く、毎月第一日曜の「ひらひら日曜マルシェ」に呼んで頂いた。
これぞ地域密着型マルシェのお手本で、いつものご近所さんに始まり、飲食店のシェフや、話題を聞きつけた近県のお客さんも足を運ぶ、賑やかなマルシェだ。

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(天候にも恵まれたひらひらマルシェの様子)

ひらひら農園さんは9月初旬に合わせた葉物野菜、僕たちeminini organic farmは夏野菜やジャガイモの出品で、住み分けもバッチリ。その他にも、ひらひら農園さんの知り合いの農家さんのトマト、平飼い卵、お豆腐屋さんの豆腐、エスニック料理屋さんのパクチードレッシングなどなど、奈良は生駒の知る人ぞ知る一品もひらひら農園さんが委託販売されていた。お客さんもそのバリエーションの豊かさににっこりしていたように感じた。

うちの野菜も新たなお客様に知ってもらえるし、まだまだ少ないながらうちのお客さんもこちらのマルシェに足を運んでくれることで、ひらひら農園さんのことを知っていただける。これからも追いつけ追い越せで切磋琢磨させて頂きたい。

そんなマルシェを立ち上げているひらひら農園さんは、僕より半年前に就農したほぼ同期だ。第7回ブログで紹介した坂の途中さんの集荷場で出会い、意気投合した。

野菜生産はもちろん、経営センスが素晴らしく、マルシェに出させてもらったときは、いつもいろんな刺激を受ける。普段から連絡を取り合う訳ではないが、その刺激をうちの畑で工夫に変えて作業に活かし、販売方法などでも、その刺激に背中を押され、勝負に出たこともある。こういう有機農家が近くに居ること自体、有り難いことで感謝している。これぞ地元の仲間だ。

challenger

東樋口正邦

東樋口正邦(とうひぐちまさくに)
奈良県 平群町

1981年奈良県生まれ。京都大学理学部で宇宙物理学を学ぶ。高知の山下農園で3年間研修し農場長を務めた後、2015年に奈良の実家に帰って就農。妻と自分の愛称を冠した「eminini organic farm」では「畑から虹を」をモットーとしている。

写真家の眼 東樋口正邦

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