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2017.05.31

しあわせなマルシェ

農家から直接野菜を買うと言えばマルシェだ!
お客さんとして行く時、マルシェでは気兼ねなく生産者の方にディープな話を聞ける。
生産者として行く時は、お客さんや出店者の方など沢山の方とお話し出来て、
野菜やオーガニックに関する情報を受信・発信出来る。
オーガニックファーマーにとって、本当にありがたい空間だ。

先日、地域密着型を目指して出店者の数を絞り、道行く人がふらりと寄ってしまうような、ちいさなマルシェ「月曜市」に出店して来た。

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(出店ディスプレイ。乾燥に弱い葉物は袋に入れて、朝採り野菜は収穫コンテナのまま
手にとって選んでもらうスタイル。)

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(今回開催した月曜市の看板はこちら。)

企画された方の予想通り、ほとんどのお客さんが地元の方で、「ここで野菜を売るんだったら、こうした方が良いのでは?」とたくさんのアドバイスも頂けた。なにより、目の前に並んでいる野菜が、自分の知っている場所で作られている、という事を喜んで頂けたように感じた。

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(お客さんとの会話も盛り上がる、賑やかな販売の風景。)

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(ルッコラ乗せトースト。こんな使い方を紹介しながら販売している。)

野菜の話や、畑の周りの地元の話から、隣町のマルシェ出店のオファーまであり、
会話の弾む事弾む事!結局お店のディスプレイを撮影出来たのもマルシェの中頃で、
終始お客さんと語らい笑っていた。「そうだ!こんな事がしたかったんだ!」と
再認識させられた、幸せなマルシェだった。

野菜を通じて、気持ちを送る。そんな大切なことが実現出来たちいさなマルシェ。
これからも続けていきたい。

challenger

東樋口正邦

東樋口正邦(とうひぐちまさくに)
奈良県 平群町

1981年奈良県生まれ。京都大学理学部で宇宙物理学を学ぶ。高知の山下農園で3年間研修し農場長を務めた後、2015年に奈良の実家に帰って就農。妻と自分の愛称を冠した「eminini organic farm」では「畑から虹を」をモットーとしている。

写真家の眼 東樋口正邦

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