2019.06.02
田植えまであと数日
このブログを書いているのは5月20日で、田植えまであと数日になりました。
苗代では良い調子で苗が育っています。
(播種後2週間の苗代)
(播種後4週間の苗代)
心配していた個所の苗箱も良いものに育ちました。
(播種後2週間)
(播種後3週間)
(播種後4週間)
(播種後4週間。軸もしっかりしてきました)
前回のブログで書いた通り、芽出しをかなり抑えてのスタートだったのですが、「ちゃんと育つんだなあ」と植物の強さを再認識した今年の育苗でした。
うちの育苗方法は、一般的なマット苗方式と違い、ポット苗方式を採用しているので、苗も一般的なものより大きく育て、成苗という段階になってから本田に移します。
欠株の心配が少なかったり、根を切らずに植えられるので田植え後の活着が優れていたり、色々と植物の生育にはとても理に適っている栽培方法ではあるのですが、特別な機械が必要だったり、苗箱の枚数が多くなるなど手間がかかるため、あまり普及はしていません。
けれど有機栽培にも応用しやすく、質の良さを求めていくなら非常に良い栽培方法だと私は思っています。
やりたくても一から機械をそろえるのは大変なので、祖父がこの栽培方法を採用していて、本当に私はラッキーでした。
本田へ植えるための田んぼの準備も終わりました(色々と反省点が盛り沢山ですが、ひとまず)。
無事田植えが出来ますように!
田中真由美(たなかまゆみ)
くさおか農園
滋賀県 長浜市
1994年滋賀県生まれ。40年前から、化学肥料不使用で「人に喜ばれる米作り」を行なっている祖父の姿に憧れ、2017年に兼業農家として就農。土地を守りながら地域の中に「当たり前に存在し続ける農家」を目指し、2019年からは専業農家として、祖父に米作りを学びながら、豊かな水を活用した作物栽培にも挑戦する。