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2022.04.13

農と蔵のある暮らし

はじめまして。今年から、北海道夕張郡長沼町にて新規就農します「農と蔵たなどぅい」の玉城聡将といいます。変わった屋号だなと思われるかと思いますが、この名前には私たち家族(私と妻と娘2人)の暮らしのあり方への想いを込めてあります。

“たなどぅい”の名は私のルーツが沖縄にあることから、竹富島に伝わる祈願祭、“種子取祭(たなどぅい)”から拝借しました。農家としては、たとえば大根であれば大根がどのような花を咲かせ、種を残し命を繋いでいくのか、農作物ではあれど“いのち”を扱うものとして大切に見届けたい。

現在私たちが日頃口にする野菜のほとんどは、大昔から種を守り、繋いできた先人の努力の賜物だという“あたりまえ”を、ただただ、あたりまえのこととして次世代へと受け渡せるようになりたい。そんな祈りや願いを込めています。

さて、今年から農家としてのスタートを切るわけですが、それと同時に蔵人として“伝統製法での醤油づくり”という活動もしています。秋田の「石孫本店」で昔ながらの醤油づくりを学んでから2年、今冬から自分で改装した小さな蔵で木桶による醤油を仕込んでいます。

まだまだ“業”として成り立たせられるほどの規模や設備も整えている最中ですが、木桶のなかで季節のめぐりにあわせて静かに、ゆっくりと醸される醤油のように、焦らず、慌てずに歩んでいこうと思います。

これから1年、北の大地の風土に揉まれ、そこに暮らす人や動物や植物、虫や微生物とのふれあいの中で感じたことを書き綴っていければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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マイナス20℃の中、30度に保った室で醤油麹を育てる

農と蔵たなどぅい
Facebook @農と蔵たなどぅい
Instagram @noutokura_tanadui

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玉城聡将

玉城聡将(たまきあきまさ)
農と蔵 たなどぅい
北海道 長沼町

1992年愛知県生まれ。和の料理人を経て、義父が営農する北海道へ居を移す。2022年4月、「農と蔵 たなどぅい」を開業。夏は野菜を育て、冬は蔵人として醤油を仕込む。土壌や微生物、小動物相を豊かにすることで、植物が持つ本来の生命力を発揮できる手助けをし、「種取り」をすることで栽培種の多様性保全も視野に入れる。「常に自然を師匠として学び、授かったものは与えるためにある」という信念の下、「土地に仕える者」として仕事に取り組む。

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