2016.07.01
就農開始前にやったこと
こんにちは。滋賀県高島市 みのり農園 高橋です。
今回は少しさかのぼって、土地を探す前にやったことをご紹介します。
ずばり、事業計画づくりです!
とはいえ、土地がみつからないと、畑のサイズがわからないので、
必要資材が細かくわからず、たたき台のようなものです。
事業計画作成時は、2反(20a)の畑で農業を開始する設定でした。
本来夫婦二人で、農業(畑作)で生計をたてるためには、
2町(2ha)くらいの広さは必要だと思っています。
ただ、2町の畑を使い切るには、トラクターのサイズも大きくなり、
色々と備品も多くなるため初期投資がかかります。
自己資金だけで開始したかったことと、まとまった面積は
いきなり借りられないであろうという予測があったこと、
最初は最悪私一人(夫は1年後に合流)で開始しようと思っていたことから、
2町ではなく2反から開始する計画にしました。
栽培計画、販売先、営業計画、売り上げ計画、初期投資計画、
ランニングコストを計画し、資金計画を立てました。
もちろん、計画と実際の数値は違ってくるのですが、
事前に計画をたてていたことで、ある程度頭の整理ができました。
また、初期投資計画はそのまま購入チェックリストにもなりますので、
畑を借りてから種まきが始まるまでの間に、
必要な機械や資材を購入しておくこともできました。
事業計画立てること、おすすめします。
高橋佳奈(たかはしかな)
滋賀県 高島市
1979年 滋賀県生まれ。東京でベンチャーキャピタル系の企業に勤務。その企業が立ち上げた農業法人で3年間農業に従事した後、料理人だった夫とともに就農を決意。郷里に近い滋賀県内にて2013年に就農、『みのり農園』をスタート。現在は、収穫したばかりの野菜を提供するレストランのオープンに向けても奮闘中。『農業女子プロジェクト』にも参加し、若手農家との連携も図っている。