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2016.06.18

収穫は通信簿

小学生の頃、通信簿をもらうのが恐怖でした。親に見せるのが本当に嫌でした。
なぜなら、「整理整頓ができる」と「忘れ物をしない」の項目に絶対×が付いているからです。
しかし現農業人として言いたい。
「小学生の田畑少年よ、その2項目は大人になってからめちゃくちゃ大事だ!」
この2つが出来ていると農作業の時間が大幅に縮小できるのです。
…時既に遅し。

と言う訳で、5月末から6月初めにかけて、ニンニクとジャガイモの全収穫をしました。
ニンニクは3600本引っこ抜いて一日乾かしてから葉っぱと根っこを切って完了。
ジャガイモは地上部を鎌で切ったあと掘り起こして、乾かして完了です。

tabata5-1

(さあ今から収穫です!)

tabata5-2

(日が落ちてきたので慌てて回収します。)

タイトルにもあるように収穫するときは通信簿をもらっている感覚になります。
今期の作業と代々受け継がれてきた土への通信簿です。
「君、あの時手を抜いたでしょ。
今回はおまけしても収穫量はこんだけかな。」
「まだまだこの土じゃあこの味止まりかな、
でもあの時期に刈りとった草を堆肥として入れたからそこは評価するよ。」
この通信簿にはそのような細かい採点内容が書いてありません。
それは色んな要素が混ざり合っているためです。
「肥料が良かったから収量が上った。」
「苗が良かったから味がよかった。」
そんな採点だったら簡単なのですが、
実際何が良くて何が悪かったかは正確には分からないんです。

僕にできることは、収穫量と味をみて、一つ一つの作業を思い返したり記録を見返して、
あれが良かったのかな、これが良かったのかなと思案することです。
これを10年も20年も続けていくんだろうな。

tabata5-3

(乾燥中のジャガイモ)

いつかルンルン気分で通信簿を受け取れる日が来るよう頑張ります!
まずは「整理整頓」「忘れ物をしない」こと!

2016年の挑戦者のみなさん

challenger

田畑勇太

田畑勇太(たばたゆうた)
高知県 大豊町

1989年 愛知県生まれ。大学入学をきっかけに住むことになった高知県の自然に魅せられる。その後、現在の住まいとなる土地と出会い、「ここに住むためにはどんな仕事が最適か」を模索する中で有機農業と出会う。研修を経て、2015年就農。標高550mの冷涼な気候を生かした、夏秋に出荷したミニトマトが、地元の日曜市で評判となる。今後もミニトマトをメインに、地元のゆず果汁なども取り入れた無農薬栽培をしようと考えている。

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