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2016.05.15

僕たちは野菜を日曜市で売っています。

「土佐の日曜市」
観光地としても有名な場所ですが、ここは本当に凄いところなんです。
始まったのは1690年。なんと300年前から続いています。
といってもなかなかピンとこないですよね。
松尾芭蕉が「奥の細道」を書き、赤穂浪士が討ち入りをしたのが1702年。
そんな時代から続いているんです。

売られているものは高知産の野菜から果物、包丁に盆栽、海の幸、パン、などなど。
今の時期だったら様々な山菜が並びます。

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(多くの人で賑わう日曜市の様子。)
それらを見て気に入ったものを買うだけでも楽しいのですが、
なんといってもお店の人が面白いんです。
ちょっと無愛想だけど、話し始めたらとことん人懐こい、
僕が大好きな土佐人が日曜市にはいます。

初めて行ったのは大学生のころですが、
野菜の食べ方から人生相談まで色んな話をしてもらいました。
話を聞いてたら、「聞いてくれたから」とか言って野菜をくれたことも!

そんな、歴史があって魅力的な人が集まる日曜市で販売できるのが、とても楽しいです。
そしてお客さんと直接やりとりできるのはとても魅力的です。
試食してもらうこともできます。
子供に試食してもらって「美味しい!」と言われた日には、
一週間ぐらい馬車馬のように働けるほどの元気をもらえます。

まだまだ日曜市については語りたい事がたくさんあるので、
また書きたいと思います。

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2016年の挑戦者のみなさん

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田畑勇太

田畑勇太(たばたゆうた)
高知県 大豊町

1989年 愛知県生まれ。大学入学をきっかけに住むことになった高知県の自然に魅せられる。その後、現在の住まいとなる土地と出会い、「ここに住むためにはどんな仕事が最適か」を模索する中で有機農業と出会う。研修を経て、2015年就農。標高550mの冷涼な気候を生かした、夏秋に出荷したミニトマトが、地元の日曜市で評判となる。今後もミニトマトをメインに、地元のゆず果汁なども取り入れた無農薬栽培をしようと考えている。

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