2016.08.02
もうすぐ盆踊り
僕は昔から盆踊りが大好きでした。
祖父母に連れられ地元の盆踊りに行くと、大人の真似をして踊りの輪の中に
入っていったそうです。ばあちゃんはその話を何千回としています。
そんな僕ですが、今の集落に移住してから盆踊りに行く機会はなくなりました。
何故なら、集落では50年前に盆踊りは無くなってしまったのです。
「でも、盆踊りがしたい!」ということで昨年から盆踊りを復活させてしまいました。
集落の総会で「盆踊りをやりたい」というと多くの人が賛同してくれて、
企画がどんどん動き出しました。踊りは何をやるか、
屋台は出すのか、やぐらはどうするか、広場を整備しよう。
山の人は何でもやれる人が多いので、あっという間にやぐらも完成しました。
そして当日、昨年8月の16日、70人弱の集落に150人以上の人が来て、心ゆくまで踊りました。
集落出身者の人も帰ってきてプチ同窓会も開かれていました。
色んなところで笑顔が弾けて、また来年もやりたいという声をたくさん頂きました。
ということで今年も準備しております。
農繁期ですが、合間を縫って踊りの練習を企画したり、広場を整備したり、
音響の準備をしたり、昨年一回やったので要領はわかってきましたがなかなか大変です。
でもここからなにか始まる気がしています。
あのパワーをどうにかして次に繋げたいと思います。
昨年の盆踊り、驚くほど人が来ました。
今年も練習しています。これは炭坑節。
田畑勇太(たばたゆうた)
高知県 大豊町
1989年 愛知県生まれ。大学入学をきっかけに住むことになった高知県の自然に魅せられる。その後、現在の住まいとなる土地と出会い、「ここに住むためにはどんな仕事が最適か」を模索する中で有機農業と出会う。研修を経て、2015年就農。標高550mの冷涼な気候を生かした、夏秋に出荷したミニトマトが、地元の日曜市で評判となる。今後もミニトマトをメインに、地元のゆず果汁なども取り入れた無農薬栽培をしようと考えている。