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2018.11.20

「ホウ素欠乏症」

11月初旬、私の農園「Organic farm Terra」があります北杜市では、
木々が赤く染まり霜が降りはじめ厳しい冬が近づいてきました。
野菜たちも寒さにあたり味も抜群に良い時期です。



畑の方ですが、順調と思われたカブが何だか調子が悪く、
表皮の肌が荒れたり異形の物が多い様子なので調べてみると
「ホウ素欠乏症」でした。

sugiura15-1

(カブの肌が荒れ、凸凹してます)

sugiura15-2

(切ってみると黒ずんでいます)

ほかにも同じ圃場で白菜などにも「ホウ素欠乏症」と思われる症状が出ました。
カブやキャベツは、元々ヨーロッパ原産の作物で、
ホウ素をたくさん必要とする作物みたいです。
隣の畝で大根をかなり作付けしたので、こちらにも影響がでてしまわないかが心配です。

今年はこういった事が多々あり、
気合を入れて作付けしても収穫まで順調に辿り着く事が少なく凹みます。
日々打ちのめされておりますが、良い経験をしていると思っています!
トライ&エラー。
改善策として、来期は土壌分析など取り入れるつもりです。

challenger

杉浦秀幸

杉浦秀幸(すぎうらひでゆき)
山梨県 北杜市

1976年千葉県生まれ。日本各地でフランス・イタリア料理を学び料理人を務める。山形庄内地方のレストラン「アル・ケッチァーノ」で野菜のおいしさに衝撃を受け農業への意識が変わる。農業大学校で学んだ後、山梨の有機農家で研修、2018年春「オーガニックファーム テラ」を開園。

写真家の眼 杉浦 秀幸

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