2018.10.29
稲作
実は今年3月より、知り合いの農家さんに教えて頂きながら稲作を勉強しています。
先日(10/11)は待ちに待った稲刈りをしました。
約1反強の田んぼを3日程かけ、稲架掛け(はざかけ)まで終えました。
10日から2週間ほど天日干し後、脱穀になります。
(品種は「亀ノ尾」。丈が高く作業効率が悪いため手が掛かりました)
※「亀ノ尾」は、「コシヒカリ」や「ササニシキ」の先祖にあたります。
機械農業が主流になった今、姿を消していきました。
(稲架掛け:作業は大変ですが、いいですよね、この感じ。季節を感じる原風景、好きです)
※今はコンバインで稲刈りと脱穀をして、乾燥機で乾燥させるのが主流になってきています。
私は、現在ほぼ一人で多品目野菜を栽培しています。
就農前は、稲作と野菜を行う考えでいました。
ですが、研修中に色々な先輩農家さんに相談したところ、
皆さんから「両立は難しい・初期投資が負担になる」と言われ
多品目野菜に絞りました。
稲作をやりたい気持ちはまだあるのですが、
現在の状態では忙しい時期に作業がぶつかってしまうため手に負えません。
縄文時代から始まった稲作、私たち日本人の主食である「お米」は、
いずれ体制を整え作りたいと考えています。
杉浦秀幸(すぎうらひでゆき)
山梨県 北杜市
1976年千葉県生まれ。日本各地でフランス・イタリア料理を学び料理人を務める。山形庄内地方のレストラン「アル・ケッチァーノ」で野菜のおいしさに衝撃を受け農業への意識が変わる。農業大学校で学んだ後、山梨の有機農家で研修、2018年春「オーガニックファーム テラ」を開園。