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2018.07.16

長ネギ栽培

気が付けばあっという間に2018年の半分を終えました。
近況としては、楽しみながらも相変わらず日々の作業に追われています。

今年の春、近隣の先輩農家さんのところへ育苗の相談に訪れた際、「長ネギのマルチ栽培、良いよ~」と教えて頂き、今年は実験的に挑戦してみる事にしました。

長ネギは、植え付けてから成長に合わせて何度も土寄せすることで、地中の白い部分を長く育てる作物です。この土寄せがなかなかの重労働!管理機などの機械を使うのですが、真夏の炎天下の中、この作業は挫けそうになります。ですが、教えていただいた「長ネギのマルチ栽培」は、その土寄せをしなくてよく、更に除草もしなくてもよい栽培方法なのです。最高です!

「長ネギのマルチ栽培」作業の概略
・高さ30cm程の高畝ベッドに黒マルチを張る。
・条間、株間15cmで深さ30cmの穴をあける。
・穴に苗を落とし込む。
・収穫まで放任。
※50m(3条)×2畝を作付けしました。

深さ30cmの穴をあける際、「50m(約333穴)×3条×2畝=約2000穴をあけなくてはならない」と一瞬気が遠くなりましたが、作業を終えてみれば半日で苗の落とし込みまで出来ました。後は収穫まで放任なので、上手く出来れば効率的です。

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(植え付けが完了した長ネギ)

農業は「時間との闘い」とよく言われます。どの職業でもそうですが、作業効率化を考え、新しい事にも挑戦していきたいと考えています。

challenger

杉浦秀幸

杉浦秀幸(すぎうらひでゆき)
山梨県 北杜市

1976年千葉県生まれ。日本各地でフランス・イタリア料理を学び料理人を務める。山形庄内地方のレストラン「アル・ケッチァーノ」で野菜のおいしさに衝撃を受け農業への意識が変わる。農業大学校で学んだ後、山梨の有機農家で研修、2018年春「オーガニックファーム テラ」を開園。

写真家の眼 杉浦 秀幸

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