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2018.06.05

自家採種

ミニトマトの芽が出ました!

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3月26日に200粒播種して約1ヶ月半、5月11日にやっと芽がでました。それも2つだけ。めちゃくちゃ嬉しいです!(半ば諦めていましたが…)

何故こんなに喜んでいるかというと、この種は、料理人時代に畑を借りて野菜を栽培していた時から自家採種していた物で、畑を始めて最初に採れた作物でした。(突然変異で実の色が赤→黄色に変わり、購入不可能。味は最高です。)

当初は独学で『自然農』をしていたのですが、なかなか作物ができませんでした。ナスなどは1本の苗に1つ付くか付かないか…、大根はひょろひょろで、大豆すらまともに採れなかった中、唯一元気に実を付けてくれたのがこのミニトマトでした。
移住してから2年間は畑を持てなかったので、この種を大切に保管していました。芽を出してくれてよかった…。

種って凄いですよね。
あの小さな粒の中に沢山の情報が詰まっていて、エネルギーを感じます。自家採種は非効率なので、現代農業には求められない事かもしれません。でも私は出来る限り続けて行きたいと思います。好きなんですよね、この感じ…、作物と一緒に生きてるみたいなところが。

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杉浦秀幸

杉浦秀幸(すぎうらひでゆき)
山梨県 北杜市

1976年千葉県生まれ。日本各地でフランス・イタリア料理を学び料理人を務める。山形庄内地方のレストラン「アル・ケッチァーノ」で野菜のおいしさに衝撃を受け農業への意識が変わる。農業大学校で学んだ後、山梨の有機農家で研修、2018年春「オーガニックファーム テラ」を開園。

写真家の眼 杉浦 秀幸

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