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2018.10.15

施設栽培

来期の事を考えています。
天候に左右される事が多かった果菜類(キュウリ・茄子・インゲン・トマト)を、
来期はビニールハウスでの施設栽培に切り替える予定です。
これによって天候の影響を軽減し、また収穫時期を延ばす事で課題となっている、
端境期(6月~7月中旬・9月から10月上旬)の対策をする意向です。
メリットは大きいですが、当然の事ながらデメリットもあります。

メリット
1.保温や遮光によって、温度や日射を、作物に適するように調整できる。
2.雨風から作物を守れるので、歩留まりがよく、秀品率が高まる。
3.防虫ネットを開口部に張ることで、害虫の侵入を防ぐことができる。
4.作物の栽培期間を長くすることができ、旬でない時期の野菜も栽培ができる。

デメリット
1.屋根のフィルムを剥がさないビニールハウスの場合、病害虫が定着する怖れがある。
2.同じハウス内で作物を作るので、露地の畑地に比べて連作障害になりやすい。
3.台風や突風、大雪のような気象によって、ビニールハウスが倒壊する場合がある。
4.フィルムの張替や修理などのメンテナンスにコストがかかる。

また、ビニールハウス栽培に切り替える事によって、来年4月までに準備すべき課題も
出てきました。潅水設備・土壌診断・換気設備等です。

管理やコスト面をみると大変ですが、色々と精査しながらやっていこうと思います。

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(畑では、葉物の収穫がはじまりました!)

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杉浦秀幸

杉浦秀幸(すぎうらひでゆき)
山梨県 北杜市

1976年千葉県生まれ。日本各地でフランス・イタリア料理を学び料理人を務める。山形庄内地方のレストラン「アル・ケッチァーノ」で野菜のおいしさに衝撃を受け農業への意識が変わる。農業大学校で学んだ後、山梨の有機農家で研修、2018年春「オーガニックファーム テラ」を開園。

写真家の眼 杉浦 秀幸

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